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2012年4月25日 (水)

被災地見学その2~福島県相馬港~

相馬市・尾浜(おばま)
 福島県北端の新地町を離れ、海岸沿いに南下していって、相馬市へ向かいました。
 沿岸の大半の家は撤去されていますが、まだ建っている家も少しあります。でも、人が住める状態ではありません。

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 1階部分が大破した家。まだ新しそうなのに……


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 「建設」という文字だけ入口の上に残った建物


 目的地は相馬港だったのですが、関係者以外立ち入り禁止でした。そこで、そのすぐ南側の尾浜へ行きました。ここも子どもたちを何度も連れてきた海水浴場です。ここは比較的設備がしっかり残っていて、海の見える場所に新しくベンチが据えられていました。天気の良い日で、お年寄りが二、三人、ベンチに座っていました。

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 海に面したベンチに、よいしょ、と座るおばあさん。白い建物は公衆トイレ。その向こうが相馬港


 どう見ても地元の方です。なんとなく、毎日そうやって海を見に来ているのではないかな、と思いました。何を想いながら海を見るのだろう、とも考えました。目を足元に向けると、浜へ下りる階段の上に、花束と線香がありました。花はすっかり枯れていました。春の彼岸の頃に手向けられたものかもしれません。
 海はそこに住む人たちから大切なものを奪い取っていきましたが、それでも、住人は海を眺めるのですね――。

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 枯れた花束と線香


 海に背を向けて内陸へ目を転じると、ここにも土台痕だけになった住宅地が広がっていて、何人もの作業員が瓦礫を撤去していました。

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 瓦礫の撤去作業中


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 工事中だった松川浦大橋。手前には漁船。


 南の方へ通じる松川浦大橋は津波で破壊されましたが、復旧工事の最中でした。
 内陸奥深くまで津波が押し寄せた場所ですが、相馬港は浜通り北部の重点港なので、大急ぎで直しているようでした。

(以下、その3に続く)
 

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