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2011年3月31日 (木)

大震災14日目

3月24日 木曜日 天気:晴れ

 震災14日目。明日で2週間が過ぎるけれど、いまだに地震の名称は統一されていないような気がする。気象庁では東北地方太平洋沖地震と命名したはずだけれど、新聞では東日本大震災と言っているし、NHKでは東北関東大震災と言っている。
 余震もまだおさまっていない。昨夜は久しぶりで一度も余震で目を覚まさずに眠ったけれど、今朝の九時頃には茨城県で、夕方5時半前には岩手県沖で、それぞれ震度5弱の地震があった。どちらも突き上げるような初期微動で、震源地の揺れの強さを感じさせていた。そして、強い余震が来るたびに、家がますます傷んでいくような気がする。壁のひび割れは確実に大きくなっているし、2階の昇平のベッド脇の壁は、とうとう表面の壁土が上の方ではがれて落ちてしまった。

 午後、地震共済の担当者が3人来て、家の被害状況を確かめていった。壁という壁がひび割れたり、隙間ができたり、歪んだりしているして、開かなくなっている戸もあちこちにあるので、非常に難しい顔をしていた。
 担当の方たちの話によると、この町内では、私たちが住んでいるあたりが一番被害状況がひどいらしい。震源地の宮城に近いからか、地盤の関係か。確かに、周囲でも、ほとんどの家が屋根や壁をやられているし、石塀や石倉も大きく崩れている。
 調査はしてもらったものの、被害を受けた家屋の件数があまりにも多いので、結果が出るまでにはしばらく時間がかかる、と言い残して、担当者たちはまた別の家の調査に向かっていかれた。ご苦労様です。

 部屋の片付けは、私の担当の場所はとうとう終わった。
 『とーます!』の顧問の中田先生から、災害ニュースをテレビ映像で繰り返し見ることが、発達障害児に良くない影響を与えることを注意するメールが届いたので、メンバーに転送がてら、近況を尋ねて連絡を取り合った。
 原発から避難している人も多いけれど、4月には集まれる人で集まって、支部の定例会を開く予定。とにかく皆で集まること、顔を合わせて話すこと、そのことでお母さんがまず元気になることが大事なんだと思う。お母さんが元気なら、子どもも元気。これが私たちのモットーだから。

 今日は旦那が震災後初めて公休を取れたので、午前中4号線に開いているガソリンスタンドを探して、私の軽乗用車を満タンにしてきた。これで当分は安心だし、来週にはもっと状況が良くなるだろうと思う。

 物資は少しずつ入荷し始めている。昇平は自転車でスーパーまで行って、自分のおやつやじいちゃんの菓子パン等を買ってきてくれた。それがストレス発散になったようで、今夜はかなり落ち着いている。

 水道水から放射性物質が検出、。農作物の出荷帰省、福島県への風評被害……いやになる。本当に、いやになる。

 地震初日の日記を、ブログ「そっと、ひとりごと」に公開した。改めて大変な経験をしたのだと思ったし、家族が全員怪我もなくて、本当によかったと思った。

朝食:ご飯、アジの干物、ニラのおひたし、ニラ玉汁、野菜サラダ

昼食:米粉うどん、鶏モモ照り焼き、ほうれん草のおひたし

夕食:ご飯、ホッケの干物、土佐揚げ(豆腐のおかか揚げ)、春菊とタマネギのかき揚げ、白菜味噌汁

 魚は干物類だけは手に入る。ボリューム不足は、揚げものにして補っている。


 

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