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2011年3月27日 (日)

大震災6日目

3月16日 水曜日 天気:曇り時々雨→みぞれ→雪

 未明に強い地震。静岡で震度6強だったらしい。両脇にタンスがある部屋で寝ているので、それ以上寝ていられなくなって、5時15分には起きだし、6時に起きてきた旦那に朝食を出して送りだしてから、2階に上がって片付けを始めた。
 ツイッターのアカウントとパスワードを書き留めたノートを発見して、ようやく携帯からツイッターにも入れるようになった。アカウントを覚え違いしていたのだった。

 午前中、職人さんが二人、屋根にブルーシートを掛けに来た。午前中いっぱい作業してくれたが、雨が降り出して屋根瓦が滑るようになったので、続きはまた明日になった。

 福島第一原発では今日も白煙の上がる爆発が続いている。非常に心配な状況であるけれど、ラジオ福島で専門家が「このレベルでは直接人体への健康被害はない」と明言してくれ、ラジオで繰り返しそれを流してくれるので、かなり安心することができた。

 一日中2階の片づけ。大きな片付けはだいたい終わって、細かい整理に入った。
 今回、地震の被害がひどかったのは、モノの量が多かったから。この家は天井が弱くて、転倒防止の突っ張り棒を立てることもできないので、とにかくモノを減らすことにした。子どもの思い出の品もずいぶん捨てた。……いいんだ。今を生きている子どもたちが、そばにいるんだから。

 忙しくて昼食の支度をする時間がなかったので、兄ちゃんに頼んだら、めちゃくちゃ美味しいお昼を作ってくれて感激! 「もう自分にできることがあまりないようだから、明日もお昼を作ろうかな」と兄ちゃんが言う。実は、兄ちゃんはかなり料理がうまいのだ。期待しておこう。
 昇平は私が言わなくても自主的にゴミ袋を外へ運んだり、水の入った重いバケツを家まで運んだり、雪が降る中、ペットボトルに水を汲んできてくれたり。子どもたちは本当に、文句ひとつ言わずに手伝ってくれている。

 とりあえずひどい雨漏りはしなくなったようなので、布団をまた兄ちゃんの部屋に戻した。余震でタンスが倒れるかもしれない部屋では、とても安眠できないから。狭い部屋に全員がひしめいているのだけれど、これが楽しいと感じられる。

朝食:五目ご飯、温サバ缶、ワカメ味噌汁

昼食:ホットケーキ、パスタ入りトマトスープ(兄ちゃんが作ってくれた。すごく美味!)

夕食:親子丼、漬け物、キュウリ・ワカメ・ツナサラダ、カボチャ煮物、白菜味噌汁

 ガソリンが欠乏してきたので、新聞も届かなくなるかもしれないという。大震災の翌朝には、バイクが走り回って配達してくれた新聞。その職業意識に本当に感心したのだけれど、それもいよいよ欠配するのだろうか。
 旦那のスーパーでは水が出るようになり、明日からようやくオープンするという。当面は短時間の営業。

 夕方、我が家の電話が復旧した。これでまたひとつ、ライフラインが回復した。


【募金のお願い】
 昇平がこの春から利用するはずだったフリースクールが被災して、再開の見通しが立っていません。
 どうか、募金へのご協力をお願いいたします。(m_m)
   ↓
 http://homepage3.nifty.com/asakuratown/bokin-onegai.html

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