モーニング・グローリー(追記あり)
昨夜は旦那と一緒に「モーニング・グローリー」という巨大雲の番組を観ました。
NHKの「ワンダー×ワンダー」と民放の「世界・ふしぎ発見」で取り上げて、連続した時間帯で放映したのが、また面白かったです。映像の美しさで迫る「ワンダー」と、その雲のでき方や雲に魅せられた人たちにスポットを当て、実際にリポーターが雲の上へ飛ぶ「ふしぎ」。それぞれにアプローチが違っていて、2時間の特番を観たような、お得な気分になれました。
さて、モーニング・グローリーというのは、オーストラリアのバークタウンという場所だけで、毎年9~10月の限られた時期に発生する、特殊な雲のことです。
二つの海風がぶつかり合うことで、全長数百キロにも及ぶ長い雲の帯ができるのですが、高速映像にしてみると、その雲がまるで長いローラーを回転させているように回っているのが、はっきりとわかります。雲の前方と後方で激しい上昇気流と下降気流が起きているので、それが町の上空を通り過ぎていくと、地上は暗くなって激しい風が吹き荒れます。
でも、上空から見たモーニング・グローリーは、まるで綿の塊! ゲストも言っていたのですが、乗ったら、ふんわり受け止められて気持ち良いのでは? と思うような眺めでした。上昇気流に乗って雲のサーフィンをするために、多くのセスナ乗りがその町に集まってくるのだそうです。
私はアニメ「ラピュタ」を思い出しながら観ていました。モーニング・グローリーは横一直線の雲だけれど、あれを激しい渦の形にしたら、きっと「竜の巣」です。動力(プロペラ)も回さないのに、気流に乗って飛び続けるセスナ。密度の濃い質感のある雲の塊。うーん、本当にラピュタ! 映像を観ながら、しばし空の上の気分を味わいました。
世界には、不思議な現象が本当にいろいろあるものですね。
【追記】
NHK「ワンダー×ワンダー」の動画を見つけました。
こちらでモーニング・グローリーが見られます。
↓
http://www.youtube.com/user/NHKonline?gl=JP&hl=ja
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