相馬の海へ行く
今日は久しぶりで旦那が休み。好天に誘われて、相馬市(そうまし)までドライブへ行った。
目的は海! 季節外れでも、とにかく海! 海が見たい!!
でも、途中あぶくま山地を越えていったら、国道沿いの木々がみごとに紅葉していた。赤や黄色の木々のトンネル……。あ~、生き返るな~。
空は快晴。海は本当に青くて綺麗だった。
海を見に行ったのは4,5年ぶりなので、昇平などは前回海に来たときのことはほとんど覚えていない。砂浜を歩いて貝殻や海草を拾い、コンクリートの階段の下にへばりついた貝の群れを眺め、海水の味を確かめ、そして、お約束通り、ダッパン! と波を食らってしっかりズボンと靴下とズックを濡らした。予想していたから、着替えは準備してあったけど
鵜ノ尾埼(うのおざき)という岬の展望台にも上った。
ここの沖合で、昭和61年6月16日海洋調査船へりおすが転覆、沈没して、乗組員7名が死亡、2名が行方不明になった。生存者はいない。
http://www.mlit.go.jp/maia/08monoshiri/maiahist/60s/60s_heriosu.htm
展望台には、へりおすで遭難した人たちの慰霊碑が建っていた。亡くなった人の名前と年齢も書いてある。最年長の船長でも、37歳。20代の乗組員もいる。若い……。思わず慰霊碑に手を合わせてしまった。
海は青くて綺麗だった。穏やかで広かった。
その海の中で、行方不明の乗組員は今も静かに眠っているんだろうか。
帰り道になって、空が曇り始めた。
行く手の空から降りそそぐ光が鮮やかで美しかった。
【おまけ】
この写真に写っている海中のものはなーんだ?
答え: 海苔(のり)の養殖場。
相馬の松川浦(まつかわうら)は海苔の養殖で有名なのです。
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