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2008年9月 7日 (日)

FTVジュニアオーケストラ定期演奏会

 FTVジュニアオーケストラの第35回定期演奏会というのを聴きに行ってきました。

 FTVというのは福島県の地方テレビ局の名前です。そこの開局10周年を記念して結成されたオーケストラで、今年で35年目。団員は県内各地からオーディションで専攻された、小学校4年生から高校3年生までの90人です……とプログラムには書いてあります。(笑)
 実は、私はここの演奏を聴きに行くのは生まれて初めて。テレビでよく演奏会のCMをしているので存在は知っていたのですが、知り合いのお嬢さんが出演するというので、今回初めて行ってみた、というわけです。

 ジュニアオーケストラとしてはけっこうレベルが高いと聞いていたし、プログラムにも「日本有数のジュニアオーケストラ」と紹介されていましたが、いざ演奏が始まったら、びっくり仰天。音楽に素人の私が聴いても、はっきりわかりました。レベル、むちゃくちゃ高いです!
 音、綺麗で伸びがある! ハーモニー、ばっちり! リズム、のりのり! しかも迫力満点! ……いやぁ、ジュニアだからといって侮ってはいけないですね。その辺の中途半端な大人のオーケストラよりうまいのでは、と思いました。 

 いや、もちろんジュニアの演奏ですから、それらしいところは時々ありました。音が伸びきらない瞬間があった、とか、元気が良すぎて心持ち速くなってきたかな? とか。(でも、指揮者がそれを抑えずに、むしろいい感じに発展させていたようですが)
 だけど、それを補って余りある、すばらしい演奏でした。
 なんと言っても、伸びやかで素直。そしてスピードと力があります。若々しい元気さにあふれているし、とても華やかだし。ジュニアがここまで迫力のある演奏をできるなんてなぁ、と、もう感心のし通しでした。
 一致団結したハーモニーも見事でした。これは知り合いから聞いていたのですが、今年はいわき市と福島市の二カ所で定期演奏会を開くので、団員は夏休み返上で猛練習したのだそうです。演奏している姿は本当に「一生懸命」の一言で、なんだか、ひたむきに野球のボールを追いかける甲子園球児たちを連想させました。純粋に何かに取り組む若者たちの姿は美しいです。

 演奏会は、ハイドンの組曲「水上の音楽」(ハーティ編)、チャイコフスキーの組曲「くるみ割り人形」、ブラームスの「交響曲第1番ハ短調」という曲目でした。どの曲も、華やかな演奏で締めくくられる曲で、彼らの良さを存分に発揮していたようです。
 実に2時間近い演奏会でしたが、終わってから客席からの拍手は鳴りやまず、3曲もアンコールしてくれました。それもスピード感と迫力のある曲ばかり。アンコールだというので、団員も指揮者ものりのりで、とても楽しい演奏を聴かせてくれました。
 さらに演奏会が終わって外に出ようとすると、エントランスホールで団員の子どもたち(高校生ですね)がカルテットの演奏で送ってくれるというサービスぶり。これがまた本当に上手で、演奏が終わるまで大勢が立ち止まって聴き惚れていました。

 結婚してからコンサートを聴きに行くこともままならなくなって、クラシックからもずいぶん遠ざかっていたのですが、久しぶりに聴いた演奏が予想以上にすばらしくて、すっかり堪能してしまいました。いやぁ、本当に満足です。
 FTVジュニアオーケストラの皆さん、これからも一生懸命練習して、すばらしい演奏を聴かせてくださいね~。


FTVジュニアオーケストラの第35回定期演奏会
   平成20年9月7日(日)  福島市音楽堂大ホール
   指揮: 田中一嘉 氏
   

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コメント

FTVJr.オケでホルン吹いてる者です。

ありがとうございました。我々の演奏にこのような感想を持って頂け、非常に嬉しく思います。



「学生オケ」という点もあり、毎年定期演奏会の後は、たくさんの先輩方が卒団されます。
私は今回「残る」立場なのですが、今回2地点での公演のため、共に努力して来た仲間との別れは辛いものです。


大切な仲間。偉大な指揮者の先生。たくさんの講師の皆さん。そして何より、毎年音楽堂をいっぱいに埋め尽して下さるお客様。たくさんの人の支えがあって、成り立っているオーケストラだと感じた、今回の公演でした。


先輩との思い出を胸にしまい、皆さんへの「感謝」を忘れず、これからも音楽を追い求めて行きたいと思います。

本当に、ありがとうございました。

P.S.
12月のバレエも、是非いらして下さいね。

投稿: だぁ | 2008年9月 8日 (月) 20:07

まあ! FTVジュニアオーケストラの団員さんから直接コメントをいただけるとは!
こちらこそ、とても嬉しいです


本当に、すばらしい演奏でしたね!
ホルンのパートには密かに注目(いや、注耳?)して聴いていました。
ものすごくかっこよかったです!
そして、とても安心して聴けました。

バイオリンやフルートやトランペットのような、高音部を担当するパートも華やかで、本当に上手でしたが、チェロやコントラバス、ホルンなどの中・低音部の楽器がしっかり支えてこそ、オーケストラは成立するんだ、とつくづく感じて聴いていました。
昨日の演奏は、本当に、どのパートもどの楽器も、自分の役割をしっかり果たして、見事に調和していましたよね。
その息の合い方が本当にすばらしかったです。


実は、「水上の音楽」からもう涙が出てしまいました。
ブラームスの「交響曲第一番」のラストでも涙……。
でも、泣いていた聴衆は私だけじゃなかったですよ。
隣の方も、ハンカチを目に当ててましたから。(笑)


12月にはバレエ団と共演しての「くるみ割り人形」ですね~。
ええ、スケジュールさえ許せば、ぜひ行きたいと思っています。
楽しみにしてますので、これからもがんばってくださいね♪

投稿: 朝倉玲 | 2008年9月 8日 (月) 20:48

「水上」で涙…
ホルン、冥利に尽きます(笑)


バレエに関しては、定演とは全く違い、「裏方」的な役割になります。
おそらく、オケピットに目が行くお客様はごくわずか(泣)

でも、それには更に高い技術が必要とされるのも事実でしょう。
絶対に、お客様に「あれっ」と思わせない、確実な演奏。バレエを安心して楽しめるよう、さらに手堅く、かつ音楽的な演奏を求めて行きたいですね。


また、ステージと客席を通してお会いできる日を心待ちにしております。


投稿: だぁ | 2008年9月 9日 (火) 21:48

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