公園散歩便り・77
朝から降り続く霧雨の中、 傘を差して散歩に行きました。
鉛色の空の下、光を宿したような白い花たちに惹かれます。
と思ったら――
わっ、キノコ! (桜の切り株の周りに群生していた)
わっ、怪獣! (ホントはアザミ)
雨の日は雨の日で、いろいろな発見があるものですね――。
朝から降り続く霧雨の中、 傘を差して散歩に行きました。
鉛色の空の下、光を宿したような白い花たちに惹かれます。
と思ったら――
わっ、キノコ! (桜の切り株の周りに群生していた)
わっ、怪獣! (ホントはアザミ)
雨の日は雨の日で、いろいろな発見があるものですね――。
私は多作長編体質です。
ついでに、粘着気質です。(笑)
一度決めて始めたことは、そうとうしつこく、いつまでも続けます。(爆)
だから、この「そっと、ひとりごと」はすでに丸3年続いているし、最近連載している「公園散歩便り」も、記事の数が76を超えました。絶対100を超しますね。いったい、どこまで続きますやら。
なんでもかんでも「日記・コラム・つぶやき」というカテゴリーにぶち込んでおいたら、あまりにも記事の数が多くてカテゴリーで表示できなくなったので、再分類をしました。
散歩便りは「散歩便り」というカテゴリーにして、さらに季節ごとに分けました。
複数のカテゴリーになっていた記事も、すべて「1記事=1カテゴリー」に再編成して、これでようやく「日記・コラム・つぶやき」カテゴリーも表示されるようになりました。(でも、表示に時間がかかるけど。汗)
やれやれ。これでやっとすっきりしたかな?
六月も目前、公園はいよいよ初夏のたたずまいになってきました。
葉桜の枝に小さなサクランボがなっています。(食べられませんけどね)
日差しの明るい午後です。
沼の上でさざ波がキラキラ揺れています。
沼を超えて湿地園に入ると、スイレンが咲き出していました。
こちらの花は名前がわからなくて、帰ってから図鑑で調べたら「コウホネ」とありました。同じスイレンの仲間で、根茎が白く太くなるので、河の白骨で「河骨(こうほね)」。ふーん……。
でも、花は丸くて黄色くて、とてもかわいらしいです。
公園に遊びに来た誰かが作ったのでしょう。標識にシロツメクサの花輪がかけてありました。
そういえば、小さい頃、友だちと一緒によく作りましたね。なつかしい。
緑が濃くなった林や土手で、名もわからない花々が咲いています。
小さくて地味な花ですが、足を止めてじっくり眺めると、なかなか可憐です。
アヤメも鮮やかな花を咲かせていて、本当にもう公園は初夏の姿です。
これからは日差しもますます強くなることでしょう。
ちいさい春 ちいさい春 みつけた
地面のかたすみで だまって咲いている 小さい春 みつけた
気がつかなければ 通りすぎるところだった
足元を見なければ みつけられなかった
ちいさい春 ちいさい春 みつけた
でも
みつけられなくたって
春は やっぱり咲いている
5月も下旬になりました。
緑の葉がどんどん茂っていく公園ですが、よく見ると、そこここで野の花、林の花が競うように咲いています。桜や庭の花のように華やかではありませんが、季節を迎えて咲く花は、やはりそれぞれに綺麗です。
そんな花たちの写真を、今日はずらりと並べてみました。
かくれんぼうをしていたアザミ。
ハルジョオンの花束。
湿地園の花畑はまだ満開。
こちらは、ハルジョオンの花畑。
木のうろの中に、小さな命。
ツツジと管理棟。
今朝は雨が降っていました。
その中で見つけた景色からも2枚ほど。
水たまりに映った葉影と――
濡れながらうつむいていた白ツツジ。
この雨が上がれば、公園の緑はまたいちだんと濃くなっているのでしょう――。
四川省の大地震関係で、こんな記事が出た。
「反日」消えた? 救援隊派遣でネットに「謝謝」の嵐
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/fuji-320080517019/1.htm
へぇ? と思いながら記事を読んだ。
つい最近、阪神大震災などの大震災を経験している日本は、その救援経験者を四川省に派遣し、5億円の経済援助も申し出た。そのことに、中国人から感謝の書き込みが寄せられている、と。
第二次世界大戦で日本が中国にしたことは許し難いけれど、それはもう過去のことにしていいのではないか、という意見さえ出てきている、と。
大地震があった地域が、特に反日感情の強いところだった、ということも、この記事で初めて知った。
そうかぁ、と思いながら記事を読み終えて。
気がついたら、「嬉しいな」と思っている自分がいた。
私たちは学校で、日本が第二次大戦中に中国にしてきた事実の数々を教えられてこなかった。
その後、中国の反日感情や反日運動のニュースを通じて、少しずつ過去の歴史が私たちにもわかってきて。もう昔のことにしてくれたらいいのに、と思いながらも、中国の人たちの気持ちだってやっぱりわかる気がして、何も言えなかった。
だって、許すのは向こうであって、こっちではないから――。
今回の災害と救援がきっかけで、それがすべて和解や理解に向かうようなことはないだろう。
死ぬまで許せない人たちも、子どもや孫の代まで許せない人たちも、絶対にいる。戦争が人の心に残す傷はあまりにも深く、争いが生む誤解はあまりにも大きいから。
だけど、災害に遭って困っている人を想う、人としての気持ちが、その傷や誤解をほんの少し癒すことはあるのかもしれない。
中国からの「謝謝」に「嬉しいな」と感じている自分に気がついたとき、ああ、そうか、と思った。
私は、日本人として、中国ともっと仲良くなりたいと思っていたんだ。
過去の傷も誤解も乗り越えて、もっと良い友人になりたかったんだ。
だって、中国は日本海を隔てただけの、本物の「お隣さん」なんだもの……。
なんだか、すごく素直に、しみじみとそんなことを考えた。
未曾有の大災害に襲われた四川省。
テレビや新聞に出てくる瓦礫の風景を見ながら、一人でも多くの命が助かり、一日も早く町と人の心が復興していきますように、と祈っている。
木漏れ日の差す午後、また散歩に行きました。
先日名前を知ったサラサドウダンを、別な場所でも見つけました。鈴なりの花は、触れると本当にさらさらと音がします。
湿地園にはいつの間にか黄色い花畑が出現。
公園のそこここでは、ツツジが満開です。
緑が濃くなっていく公園。林の中で木漏れ日が銀色に光っていました――。
今日の我が家の昼食メニューです。
「ねえ、今日のお昼はなに?」と昇平。
「う~ん、そうだなぁ~……」
冷蔵庫を開けたら、昨日買った青梗菜(チンゲンサイ)がありました。昨日の夕食に使った残りのシイタケもあります。うん、これで和風スパゲティと行きましょう。
レシピは以下の通り。
☆*+:*+:*+:*+:*+:*+:*+:*+:*+:*+:*+:*+:☆
【材料】(4人前)
スパゲティ……500g
青梗菜………1株
シイタケ………3~4個
ツナ缶………小1缶
塩、こしょう、和風だしの素(顆粒)、しょうゆ、油
【作り方】(ガスコンロが2口以上ある場合の手順)
1.大きな鍋にお湯を沸かし始める。
2.野菜を切る。
青梗菜は一枚ずつはがして洗って3センチくらいの長さに切る。
シイタケは、さっと洗ってから軸を切り取り、薄切りにする。
3.お湯がぐらぐらと沸騰したら、塩小さじ1を加えてスパゲティを入れる。
時々かき混ぜながら、スパゲティの袋に書いてあるとおりの時間で茹でる。
4.スパゲティを茹でながら具を炒める。
フライパンに油少々を入れて熱し、青梗菜とシイタケを炒める。
5.4に塩こしょう、顆粒だしの素で味をつけ、
3のスパゲティのゆで汁をお玉で少しすくって加え、
火を少し弱めて3~5分くらい煮込む。
6.スパゲティが茹だったら、ざるにとって水気を切り、大きめのボールに入れる。
5の具を加え、さらにツナ缶を油ごと入れて全体に混ぜ合わせ、
さらに、しょうゆ、塩少々で味を調える。
7.皿に盛りつけて、できあがり。
※1人前にしたいときには、適当に量を減らしてください。
スパゲティを茹でるときにはキッチンタイマーが便利。ないときには携帯のアラーム機能で?
ツナ缶はスープ煮よりオイルタイプの方がおいしいです。
コンロが一口しかない時には、まず具を先に作ってから、スパゲティを茹でます。
☆*+:*+:*+:*+:*+:*+:*+:*+:*+:*+:*+:*+:☆
自炊を始めた長男のことも考えて、ちょっと丁寧にレシピを書いてみました。(笑)
あっさりしていて、おいしかったですよ。よろしかったら、お試しあれ。
p.s.
写真を撮ろうと思ったのだけれど、その前に家族に食べられちゃいました。(^◇^;)
公園へ散歩に行ってきました。GWが入ったり、急いで片づける用事があったりで、一週間ぶりのことでした。
一歩足を踏み入れたとたん……
緑が濃い!(びっくり)
いつの間にか、八重桜も最後まで咲いていたしだれ桜も山吹も、すっかり散ってしまっていました。イカリソウもない、シャクナゲももう終わり。すっかり様変わりした公園の中で、木々の葉が大きく広がり、色を濃くしていました。
青葉の季節の到来です。
タンポポもだいぶ綿毛に変わっていましたが、まだ咲いている花もありました。
いつもの散歩道に入ろうとしたら、大きな花に出迎えられました。
なんだか、「ほら、写真に撮れよ!」と言われているような気がしたので、撮ってあげました。(笑)
これはカキドオシ。垣根を越えるくらいの勢いで伸びるので、この名前だそうです。
遊歩道の上には青葉の影。
アザミの蕾はなんだか迫力です。
名前のわからない花。
これも名前のわからない木の花。下向きに咲いているし、足場が悪かったので、これ以上はうまくは撮れませんでした。残念。
広場のある場所に出たら、賑やかな子どもたちの声が聞こえてきました。おそろいの運動着にリュックサック――遠足です。広場の芝生に敷物を広げて、みんなでお弁当を食べていました。ふふ。楽しそうだなぁ。
そのわきを通って流れてくる小川では、シダの葉が茂り始めていました。
水が気持ちよさそうに見えるのも、初夏の季節の始まりということなのでしょうね。
GW後半です。
我が家でも旦那が久しぶりで連休をとれたので、昇平と三人で隣の宮城県にある「グリーンパーク不忘(ふぼう)」というところへ行ってきました。
これが不忘山。頂上にはまだ残雪が光っています。
そのふもとの牧場だった場所に池を作って釣り堀にして、周囲を整備していったのだそうです。「これが個人経営の公園!?」とびっくりするほど、本当に広々として綺麗な場所でした。
こんな池が公園の中に四カ所あります。
私は釣りはわからないので、後ろから見ていただけでしたが、いかにも釣り好きそうな人だけでなく、家族連れもたくさん来ていました。その方面では有名なスポットなのだそうです。
そっと池の中をのぞいたら、60センチ以上もありそうな大きなニジマスや、30センチ近いイワナがゆうゆうと泳いでいました。釣った魚を塩焼きにして食べることもできるらしいです。
魚を釣る代わりに、あたりを散策しました。
ここは本当の山の中なので、植物も咲いている花もいつもの公園とは違います。
桜もまだ咲いていました。
朽ち木の上には桜の花びらが。
いろいろな木の花、草の花。
公園の中の牧場にポニーがいました。名前は「たろう」だそうです。
柵にもたれて眺めていたら、たろう君の方でもこっちを見て近づいてきました。好奇心の強そうな、かわいい目をしていました。
お腹がすいたので、公園内のレストハウスでひと休み。開店一周年記念だったので、昇平はポップコーンをもらいました。
旦那は辛口カレー、私は月見うどん、昇平はカレーうどんを。山の自然の湧き水を使ったという「うどん」は、お世辞抜きでおいしかったです。カレーも人気があるそうです。
公園内では湧き水を汲んで飲むこともできます。店で売っているミネラルウォーターではなく、山で自然の天然水(変な言い方だ)を飲むことに憧れていた昇平、何度も湧き水を飲みに行きました。しまいには水だけでお腹いっぱいになってしまって、「月見うどんも食べたかったのに~」と恨めしげな顔。また今度連れてきてあげるから、その時に食べなさいね。(笑)
さて、お腹がふくれたので、また散策を再開しました。
今度は池の上の方へ行ってみると、自然の姿そのままのような林が広がっていました。小川がしぶきをたてながら流れています。
ニリンソウが清楚な花を咲かせていました。
山は色合いの違う緑に染め上げられていました。散り始めた桜が、新緑の中に溶けていくようです。
豊かな自然の中で、心も体もリフレッシュしてきた休日でした。
☆グリーンパーク不忘 http://www.hpmix.com/home/fubo/index.htm
山道を上がっていくと、ほんの少し涼しくなってきた気がしました。
明るい日差しの中、いろいろなものが目に留まります。
朽ちかけた切り株。
イカリソウの花。
黄色いショウジョウバカマ。
カラタチは見るからに痛そうな、すごいトゲトゲ。
でも、その花は白くて可憐です。
八重桜は満開。
夏を思わせる日差しの中で、春が大急ぎで花を咲かせているようでした――。
最近のコメント