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2007年11月30日 (金)

公園散歩便り・39

   「傷」

 

 林の中の遊歩道を歩いていくと、木肌にさまざまな傷があるのに気がつきます。

 

Kizu9

 

 

 木が生長していく中で、自然とできてくるものなのでしょう。若木から大人の木に育っていく中で、小さな自分を打ち破るように、自分自身を引き裂くのかもしれません。

 

Kizu11

 

Kizu3

 

 

 中には人の手によってつけられた傷跡もあります。

 

Kizu5

 

Kizu7

 

Kizu6

 

Kizu10

 

 幹にぐるりと残る痕は、木の皮を細工に利用するために剥がされた傷。もちろん無認可行為です。

 

 

Kizu1

 

Kizu8

 

Kizu2

 

 

 さまざまな傷を抱えながら、木は生き続けます。
 傷痕はいつか風化して、生々しさをなくしていきます。

 

 傷と共に生きる木。ただ黙って生き続ける木。
 空に大きく枝葉を広げながら。

 

 

 ――その姿は人に似ています――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2007年11月29日 (木)

公園散歩便り・38

 林の下の遊歩道を通ったら、頭上から雨のような音が聞こえてきます。
 すっかり枯れた葉が、風の吹くたびに枝を離れる音でした。降ってくる落ち葉はまるで雪のようです。

 

Hayashi

 

 

 穴だらけの葉。

 

Ochiba1

 

 

 霜にうっすらと縁取られた葉。

 

Ochiba2

 

 

 梢に最後までしがみついている葉。

 

Kareha

 

 

 曇り空ですが、枝だけになった林の中は、本当に意外なくらい明るく感じられます。
 寒くなったし、こんな朝早い時間に散歩しているのは私だけかな、と思ったら、いつもすれ違う年配の女性と、リハビリをかねて歩いているらしい杖の男性に会いました。「おはようございます」と挨拶をかわします。
 寒くても歩けるけれど、雪が本格的に積もったら歩けなくなる日も出てくるかも。その時はどうしようかなぁ、なんて考えます。散歩を始めてからとても体調が良いので、できれば冬場も休みたくないんですよね。……その時は、家の庭の雪かきでもして運動代わりにしようかしら。

 

 

 木の枝で名前のわからない実が揺れていました。

 

Kinomi

 

 

 沼のほとりには銅像が座っています。

 

Douzou

 

 少女は一人きりで近づいてくる冬を眺めていました。

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2007年11月28日 (水)

公園散歩便り・37

 今朝は暖かくもなく、かといって冷え込むと言うほどでもなく、空に雲は多いけれど青空ものぞいていて、暗くもなければ明るくもない――そんな感じの朝でした。
 沼の面で空が揺れ、鴨の群れが筋を引いて泳いでいきます。

 

Numanoue

 

Kamo_5

 

 

 林にはすっかり葉を落として枝だけになった木々が目立ちます。鳥の声が鋭く響き渡っています。
 大きな木の下を通りかかったら、チョロチョロッと動く生き物がいました。またリスです! 先に見かけたのとは別の木でしたが、やっぱりクルミの木の上を走っていきます。急いでカメラを向けましたが、今回は残念ながら写真に収まってくれませんでした。でも、灰色のふさふさ尻尾がよく見えて、かわいかったです。

 

 林を抜けてひらけた場所に出たら、少し欠けた月が青空に浮かんでいました。何故だか「アンデスの月」という歌を思い出しました。

 

Moon

 

 11月も間もなく終わりますね――。

 

 

 

 

 

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2007年11月27日 (火)

公園散歩便り・36

 今日は暗い朝です。藍色の雲が空を流れていきます。

 

Asa

 

 

 公園も薄暗がりの中。沼は鈍色です。

 

Numa

 

 

 こんな日は、音だけが公園中を充たします。
 風が梢を揺らす音、林の奥で鋭く鳴く鳥の声、人気のない遊歩道を通る私に驚く鴨の鳴き声――。
 鴨の声はアヒルに似ています。グワッグワッグワッという鳴き方。鴨を飼い慣らして家畜にしたのがアヒルなのだから当然でしょう。
 風の音は圧倒的で、なんだか不安をあおられます。巨大な風の中を歩くちっぽけな自分が見える気がします。

 

 

 と――ふいに雲が切れて、日差しが降ってきました。弱々しい光ですが、遊歩道の上に影を落とします。

 

Ochiba

 

 降り積もった落ち葉が靴の下でガサゴソと音を立てます。枯れ葉の匂いが漂います。
 鳥の声がいっそう賑やかになってきました。林のそちらとこちらでさかんに呼び合っています。

 

 また、ひときわ強い風が吹いてきました。
 山の向こうから車が近づいてくるような気がして、立ち止まって振り向きました。でも、林の間の道路を来る車はありません。ただ、風だけが林を大きく揺らして吹き抜けていきました。

 

Kaze

 

 ふっと、「トトロ」の猫バスを思い出しました。その時、私の頭上を走っていったのかもしれません――。

 

 

 

 

 

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2007年11月26日 (月)

公園散歩便り・35

 今朝も霧が出ました。そこに朝日が差し込みます。
 うわぁ……なんか、田舎の朝!(笑)
 いや、実際すごい田舎なんですが。

 

Asamoya

 

 

 沼の水面からまた靄(もや)が湧いていました。本当に湯気が立っているみたいです。靄が見えやすいように、ちょっと写真の彩度を落としてみました。

 

Asamoya2

 

 

 でも、霧はもう晴れ始めています。見上げると、青空に雲がとても綺麗です。

 

Sora1

 

Sora2

 

Sora3_2

 

 

 本当に小さな田舎町です。ショッピングセンターもない、図書館もない、ろくな娯楽施設もない。

 

Hayashi

 

 だけど、自然だけはとても豊かです――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2007年11月25日 (日)

公園散歩便り・34

 日曜日なので、昇平と一緒に散歩に行きました。
 今日も良い天気。公園に朝の光が降りそそぎます。

 

Douzou

 

 

 沼に移る日差しが揺れながら輝いています。
 私はどうもこの「きらめき」とか「輝き」といったものに弱いので、ついついシャッターを切ってしまいます。(笑)

 

Suimen

 

 

 これは、カメラの設定をいじっている時に、ふと画面に飛び込んできた映像。なんか面白かったので、これもパシャリ。

 

Romen

 

 

 昇平にもカメラを預けてみました。
 彼が撮った作品は、この2枚。

 

Monster

 

 

Nagare

 

 藪をおおう怪物のような枯れたツタと、小さな流れ。予想以上にしっかり画面に収めているような……。

 

 

Sora

 

 広がる空は、雲ひとつない抜けるような青。
 今日も一日天気が良さそうです――。

 

 

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2007年11月24日 (土)

公園散歩便り・33

 今朝、目を覚ましたら、一面霧の中でした。

 

Kiri

 

 

 霜も降りました。車の窓が真っ白。
 道ばたではネコジャラシが凍っていました。

 

Shimo

 

 

 こんな日は天気が良くなります。時間がたつにつれて、空は青く、日差しも暖かに。うきうきと散歩に出かけました。

 

Aozora

 

 

 日差しの中の公園は綺麗です。遊歩道に木漏れ日と枯れ葉が降り、まだ散り残っている葉が彩りを添えています。

 

Komorebi

 

 

Nihonnnoki

 

 

 ドングリ、日だまりの中の草。昼下がりは何もかもが色鮮やかです。

 

Donguri

 

 

Kusa_2

 

 

 公園の出口では、まだ真っ赤なモミジを見つけました。

 

Saigonoaki

 

 

 冬将軍がすぐそこまで来ている公園の、最後の小春日和でした。

 

 

 

 

 

 

 

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2007年11月23日 (金)

公園散歩便り・32

 昨日は朝から外出していたので、散歩ができませんでした。この冬初めてのまともな積雪だったので、雪の公園を撮ってみたかったのですが。
 今日公園に行ったら、雪はほとんど消えてしまっていました。冷たい風が沼にさざ波を立てています。

 

Sazanami

 

 木々はすっかり葉を落とし、残っている葉も色を失いつつありました。一気に冬のたたずまいです。

 

Eda

 

 

 と思ったら、葉を落とした茂みで、木の実が色づいていました。

 

Mi1

 

 

Mi2

 

 

 雪解け水にしっとり濡れた苔は、ふかふかの緑色。

 

Koke

 

 

 湿地園では、橋に残る雪が雫になって、水面に波紋を広げていました。

 

Hamon

 

 

 冬になっても、散歩はまだまだ楽しめそうです――。

 

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2007年11月21日 (水)

公園散歩便り・31

 雪は消えましたが、一面すっかり晩秋の景色です。

 

Karesusuki

 

 

 

 枝だけになった梢から見える青空が綺麗。たった一枚残った葉に空の光が透けます。

 

Happa2

 

 

Kusari

 

 公園は冬の閉鎖期間に入りました。
 ロッジの前にも冬期閉鎖の看板が見えます。

 

Rojji

 

 

 散策は自由ですが、管理人がいなくなります。日ごとに寒さが増すので、散歩をする人も減っていきます。今朝はとうとう誰にも出会いませんでした。
 でも、見てくれる人がいなくても、木の葉は最後まで色鮮やかです。

 

Kouyou

 

 木立の隙間から見える雲は次第に雪の色。
 今年は冬の訪れが早そうです。

 

Kodati

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2007年11月19日 (月)

公園散歩便り・30

 寒い朝です。暗い空が明けていくと――

 

Yoake

 

 

 公園はうっすら雪化粧。

 

Yukigesyou

 

 

 例年11月下旬にみぞれや雪は降りますが、それにしても今年は早い初雪でした。
 さすがに今朝はウォーキングしている人の姿もありません。ただ、本格的なカメラを抱えて、車で雪景色を撮影に来ていた男性がいました。

 

 いつも以上の静けさの中、ヒヨドリの声だけが甲高く響いていて。
 雪の中の赤さに目を奪われて。

 

Yukitomi

 

 

 キャンプ場では、木々の枝が白いレースを重ねたようでした。

 

Yukinoeda

 

 いよいよ冬です――。

 

 

 

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2007年11月17日 (土)

公園散歩便り・29

 今朝は初霜がおりました。
 折しも土曜日。霜の降った日は天気がよくなるので、午後になってから昇平と一緒に散歩してきました。
 快晴の空の下、いつもとは違ったものが目に入ってきます。

 

Mizunonaka

 

 沼の中から伸びる松と水面の木々。

 

 

Kinoko

 

 これは昇平が見つけたキノコ。サクラの枝に生えていました。

 

 

Tsuta_2

 

 松の根元を飾っていたツタ。葉っぱがすっかり黄色くなりました。

 

 

Hanatokage

 

 日だまりでは、今年最後の花が影と一緒に揺れています。
 過ぎゆく秋が小春日和の中で名残を惜しんでいました。

 

 

 

 

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2007年11月16日 (金)

公園散歩便り・28

 今朝は吹き抜ける風に沼がさざ波を立てていました。

 

Sazanami

 

 急に寒くなってきました。北海道では昨夜、うっすらと雪がつもったそうですが、こちらも朝の冷え込みが強くなってきました。散歩していると、手の指が冷えて感覚がなくなってきます。いいかげん、手袋しなくちゃ。

 

 

 でも、公園にはまだ秋がいっぱいです。今朝はこんな「小さな秋」を見つけました。

 

Kobito

 

 木の実がはじけた痕。なんだか木の枝をこびとが歩いているみたい。

 

 

Happa

 

 青空の中のサクラの葉。

 

 

Kaeru

 

 カエル。寒さでほとんど動けなくなって、溝の落ち葉の上でじっとしていました。間もなく冬眠するんだろうなぁ。(カエル嫌いの方、ごめんなさい)

 

 

Gamazumi

 

 真っ赤に変わったガマズミ。実よりも葉の方へ目が行くようになりました。
 秋は山や林を彩りながら去ろうとしているようです――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2007年11月15日 (木)

公園散歩便り・27

 公園は、ますます秋の景色です。
 柿の実の赤さが日ごとに目につくようになってきました。

 

Kaki

 

 

 遊歩道わきの東屋の屋根には落ち葉が。

 

Yane

 

 

 朝日の中、草に宿った露が何万粒ものビーズのように輝いていました。

 

Kusa

 

 

Momiji

 

 モミジにも朝露。
 これが霜に変わるのも、もう間もなくのことでしょう。
 

 

 

 

 

 

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2007年11月14日 (水)

公園散歩便り・26

 さて、ブログのメンテナンスも予定通り終了したようなので、さっそく今朝のお散歩の記事をアップします。
 今日のタイトルは、 「小さい秋、見つけた」 

 

 ――「今までタイトルなんかつけてなかったじゃん!」というツッコミは無しね。(笑)

 

 

 遊歩道にどんどん落ち葉が降り積もります。林の中、藪の中の見通しが次第に良くなってきます。
 少なくなってきた葉の間で、名前もわからない実が目立ち始めます。

 

Kinomi

 

 

Kinomi2

 

 

 ヨメナもけなげに咲き続けています。

 

Yomena

 

 

 ススキ。先日より綺麗に撮れたかも。

 

Susuki

 

 

 林の中では、さまざまな色に変わった木の葉が重なり合って、秋色のグラデーションを作っています。
 花のように見えるけれど、これは紅葉した木の葉です。

 

Kouyou2

 

 

 鮮やかな赤い色は、燃え上がる炎のよう。

 

Kouyou1

 

 

 目を上へ向けてみると、雲は多いけれど、青い空が広がっていました。

 

Kumo

 

 きっと、今日も良いお天気でしょう――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2007年11月13日 (火)

公園散歩便り・25

 昨夜また雨が降ったようです。連日の雨に埃もすっかり洗い流されて、公園はとても色鮮やかでした。 

 

Numanoue

 

 

 沼は静かだから、天気が良い日には本当に綺麗に見えるなぁ、などと思いながら遊歩道を歩いていると、かたわらの木の上でサササッと動く小さな影が。見上げたら、ふさふさの尻尾をした灰色の生き物がいました。

 

 リッ、リスだぁっっっ……!!!!!

 

 きゃーきゃー! 野生のリスだ! この公園にリスがいたなんて、知らなかった! わー、本物ー!!

 

 と、こんなに騒いだらリスが逃げてしまうので(笑)、心の中で大騒ぎしながらデジカメを向けました。動きが早いので、手当たり次第、いそうな枝を狙ってカシャ、カシャ、カシャ……。
 リスってのは、はしこく枝を走っていくのだけれど、時々立ち止まるんですね。こちらの様子を確かめながら、幹をよじ登り、枝から枝へ移り渡っていきます。
 とにかく撮りまくったら、1枚だけ、まともに写ったものがありました。これです。(下が拡大写真)

 

Risu

 

Risu2

 

 リス君、この後、木の枝伝いに山の奥へと逃げていきました。
 リスのいた枝を改めてよく見たら、クルミの木でした。なるほど、餌を採りに来ていたのね。朝ご飯の邪魔をしてごめんねー、とこちらはまた散歩の続きを始めました。

 

 

 本当によい天気です。
 木漏れ日が沼に映っています。

 

Numanoue2

 

 

 日当たりの良い場所では、紅葉が真っ赤になっていました。

 

Momiji

 

 そこで一句。

 

 「夜が明けて 山一面の紅葉かな    朝倉」

 

 

 ……あれ、どこかで聞いたような句だったかしら? 

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2007年11月12日 (月)

公園散歩便り・24

 雨が上がって、洗いたての青空が広がりました。
 濡れた遊歩道を今朝も歩きます。鳥のさえずりは賑やかだけれど、風がないので林は意外なほど静かです。

 

Eda

 

 

 沼の面も静か。

 

Numanoki

 

 

 落ち葉にキノコ。秋だなぁ。

 

Ochiba

 

 

Kinoko

 

 

Momoji

 

 

 ――と思ったら、サクラが咲いていました。

 

Shikizakura

 

 この公園には、何本か四季咲きのサクラがあって、春と秋に花を咲かせるのです。
 晩秋のサクラは、小さいけれど、青空に凛と輝いていました。

 

 

 

 

 

 

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2007年11月11日 (日)

公園散歩便り・23

 今日は朝から雨降りです。
 午前中は片づけなくてはならない用事と外出があったので、午後も3時を回ってから公園へ行きました。
 空は厚い雲におおわれていて、そろそろ夕暮れの気配が漂っています。まずい、早く歩かなくては。

 

 

Ame1
 雨粒が沼一面に降りそそいでいる。この一瞬に、いったい何万粒が落ちてきているんだろう。

 

 

Ame2
 沼に身を投げている紅葉の枝。

 

 

Ame3
 雨の日は暗いのに、何故か何もかも色鮮やかに見える。

 

 

Happa
 道の上の落ち葉は死に絶える寸前の美しさ。

 

 

Ame5

 

 ギィッ……ゴトン……ギギィッ……ゴトン……
 雨の中、今日も水車がきしみながら回っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2007年11月10日 (土)

公園散歩便り・22

 今日は今にも降り出しそうな曇り空。
 綺麗に黄葉した白樺林も、なんとなく淋しげです。

 

Shirakaba

 

 

 沼の周りの遊歩道は、夕方かと思うような薄暗さで、さすがに早足に通り抜けてしまいました。
 この「暗さ」に対する不安感というのは、やっぱり本能的なものなんでしょうね。木の葉の落ちた梢から見える空が意外なほど明るくて、ほっとしました。

 

Matubokkuri_2
 これは枝いっぱいに星のように実っていた小さな松ぼっくり。

 

 

 本当に落葉も進みました。ほとんど散ってしまった桜の枝に、わずかに残った葉の赤さに目が惹かれます。

 

Sakura

 

 

 あたりはますます薄暗くなって、雨の気配が濃くなってきます。
 肌には感じないのだけれど、時折、唇に霧雨が触れるようになったので、急いで駐車場へ戻ります。
 途中、水車のある淵は鏡のようでした。

 

Suisya

 

 家に帰り着いて間もなく、雨が本格的に降り出しました。
 今は、窓から見える向かいの屋根が濡れて光っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2007年11月 9日 (金)

公園散歩便り・21

 今朝は薄い朝靄がかかる中に朝日が差していました。
 今日もいい天気になりそう!

 

Asamoya

 

 

 逆光に透けるススキが綺麗なのに、なかなか思うように撮れなくて口惜しく思っていたら、撮影モードを切り替えてみるといいよ、というアドバイスをいただきました。あ、そうか。最近のデジカメにはそういうものがあるんですね。(頭古いなぁ、私)

 

 さて、ではリベンジのリベンジ。ススキちゃ~ん、今度こそ綺麗に撮れてね~。
 「ナチュラル撮影」モードがこれ。

 

Susuki

 

 ふむふむ。いい感じ。
 私がどうしても撮りたいと思ったときの輝きはないけれど、それはカメラのせいではなく、今朝の光の当たり具合のせい。とても良い天気なのに、ちょうど太陽のあたりだけに雲がかかって、光が弱まっていたのです。撮影している間にもどんどん陰ってきて、結局、一番最初に撮った上の一枚が、一番よい感じに写っていました。

 

 ついでに、「夕焼け撮影」モードというものでも、もう一枚。

 

Susuki2

 

 おー。これはまた、ぐっと面白い効果ですねー。

 

 完全に太陽が雲に隠れてしまったので、今朝の撮影会(笑)はここまでにして、また、とことこと遊歩道を歩いて、いつものコースを一周しました。

 

 林の中では、歩き出した頃に教えられたマムシ草が、真っ赤に色づいていました。

 

Mamushisou

 

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2007年11月 8日 (木)

公園散歩便り・20

 今朝は良い天気です。いつもの散歩コースから少し足を伸ばしてみることにしました。

 

 案内板を見てみると、沼の周りの遊歩道から別の道にはいると、古い農家を復元保存した場所があって、そこからまた遊歩道に戻ってこられると描いてあります。どれ、このコースをたどってみましょうか。

 

 

 沼の遊歩道は秋色のトンネルの中です。

 

Michi1

 

 

 さて、そこから分かれ道に入って、と――

 

Michi2
 ――道?

 

Michi3
 ――道って、これですか??

 

 

 こ、ここを進んで本当に大丈夫なの???

 

 

 多大な不安を感じながら登っていくと、普通の農道に出くわしました。まあ、この山の公園はもともと農家やその畑が散在する場所を整備して作ったものなので、農道と共同になっている部分も多いのですが。

 

 う~ん、でも、この道でホントにいいの?

 

 と思っていたら、案の定、農家の庭先に出ちゃいました。少し手前に別の方向へ延びる道があって、そちらが正解だったのでした。
 きゃ~、すみません。失礼しました~。そそくさ。
 朝早くで誰も家の外に出てらっしゃらなかったのが幸いでした。

 

 

 道から山間が見下ろせます。朝の光が差し込んできて、谷間からゆっくりと靄(もや)が空にのぼっていくのがわかります。今日の予想最高気温は20℃。最近肌寒い日が続いたから、暑いくらいに感じるかもしれません。

 

Moya

 

 なんてことを考えながら歩いていたら、う、また道を間違えた。

 

 私、もともと方向感覚悪いんです~。(涙)
 それに、案内表示もあまりないし。
 う~ん、行けばわかるだろう、くらいに思って案内図をよく見てこなくて失敗したわ。
 こっちでいいのかな。どきどき。
 ――あ、あった! あれが復元したという古い民家だわ!

 

Satomian

 

 無事にたどり着きました~。やれやれ。

 

 

 でも、これでやっとコースの半分。(汗)
 実はこの後も何度か道を間違えながら、なんとか見覚えのあるいつもの散歩コースに戻ることができたのでした。マジで、このまま山の中で迷子になったらどうしようかと思ったわ。(苦笑)

 

 

 今朝もススキの穂に朝日が当たって綺麗でした。
 よし、昨日のリベンジ! カシャ。

 

Susuki

 

 ――玉砕しました。(涙)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2007年11月 7日 (水)

公園散歩便り・19

 なにやかにやと用事があって毎朝は歩けませんが、それでも、この記事のタイトルの数字が私の歩いた日数。もうすぐ丸3週間歩になるんですね。
 最近、体調がとても良いです。以前は原因不明の頭痛や体の重さ、気分の浮き沈みがあったんですが、散歩を始めてから、そんなこともすっかりなくなりました。歩いているうちに、呼吸と共に体の中の淀んだものが外へ吐き出されて、代わりに山の綺麗な空気が体の中に入ってくる……。って、なんだか陳腐な表現で恥ずかしくなりますが(笑)、 でも、本当にそんな感じです。

 

 

  さて、今日の公園はこんな景色でした。

 

Aki

 

 秋たけなわですね~。

 

 遊歩道沿いの木々はずいぶんさっぱりしてきました。足下に降り積もった落ち葉が乾いた音を立てます。

 

Susuki_2

 

 中秋の名月はとおに過ぎたけれど、ススキはまだ穂を揺らしています。朝日の逆光の中で穂が光って綺麗だったんですが、思ったように写らないなー。(苦笑)

 

 

Sazanka

 

 日だまりではサザンカが咲いていました。
 今日は暖かい一日になりそうです。

 

 

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2007年11月 5日 (月)

公園散歩便り・18

 今朝は冷え込みました。
 今日の散歩は何故か、空と雲に目が行きました。梢から葉が落ちて、空が見えるようになってきたからかもしれません。

 

Sora1
雲が秋ー!

 

 

Sora2
葉っぱも秋ー!

 

 

Koke
苔に生えた木の芽生えが黄葉してました。

 

  ・ ・ ・ ・ ・

 

 踏みしめる落ち葉、かさこそと音を立て。梢を渡っていく鳥たち、響き渡るのはきしむような鳥の声。
 整備されて人を受け入れているはずの公園の林なのに、そこに訪れる季節は圧倒的なまでに自然のままの姿。
 雲の広がる青空、木々のひしめく山、ありのままに生きて鳴く生き物たち、人間なんかが目を向けなくても延々と繰り返されてきた季節の移り変わり、自然の営み。
 人間が自然を守るとか、保護しなければ自然が消えるとか、そんなのは人間の傲慢に過ぎない。
 圧倒的な自然と季節の中、人間は本当に、ほんとうに、ちっぽけだ。

 

 

 そんなことを想いながら見上げた空に、木立が黒々とシルエットを刻んでいました。

 

Sora3_2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2007年11月 4日 (日)

公園散歩便り・17

 いいお天気ですー!
 見上げた空には秋の雲。

 

Sora

 

 日曜日ですが、旦那は例によって休日出勤。いえいえ、家族サービスが悪い、などと文句はもうしませんとも。休日までお仕事ご苦労様です。はい~。(~v~)

 

 

 昨日は二男の学年行事で散歩ができませんでした。本当に、間が一日あくだけで秋が進んでいるので驚かされます。秋は駆け足で通り過ぎていくものなのかもしれません。

 

 梢から降ってくる落ち葉が沼の上に浮いていました。

 

Nma_2

 

 

 

 

Yomena
 ヨメナも群れ咲いていました。

 

Azami
 こちらはアザミの一種でしょうか。今まで、こんな花が咲いていたことに気がつきませんでした。

 

 

 日陰の林の中を通り過ぎると、ぷん、と強い香りがします。落ち葉の匂いです。なんとなく、お茶やハーブティを連想して、胸の中がすっとしてきます。
 この落ち葉がゆっくりと朽ちて、土に還って、また新しい命を育みます。
 自然は綺麗で豊かですね。

 

 

 

 

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2007年11月 2日 (金)

公園散歩便り・16

 昨日は朝から用事があったので、また散歩ができませんでした。
 今朝、公園へ行ったら、紅葉がいっそう進んでいてびっくりしました。色づいた葉が道路や遊歩道の上に降り積もっています。梢もだいぶさっぱりしてきました。

 

 今日はデジカメを持っていって写真を撮ってみました。
 見上げればどんよりとした曇り空。あたりは夕暮れ時を思わせるような薄暗さ。「う~ん、これでどのくらい撮れるだろう?」と思いつつ、カメラを向けてみたら……。

 

2007110203

 

 

 さっ、さすがはデジカメ! なんて鮮やかに写してくれるんだ~~~!!
 空が曇っているのはわかると思いますが、こんなものじゃなかったのです。もっと、ぼんやりと暗くて。
 は~、すごいなぁ。

 

 おもしろがって、あっちこっちへカメラを向けてみました。
 私はセンスはないので、風景を撮ると当たり前の絵になってしまってつまらないです。(苦笑) ちょっと目を引いたものの写真を2枚載せてみますね。

 

2007110201

 

2007110202

 

 2枚とも縮小をかけただけで、それ以外の処理はしていません。

 

 

 公園の遊歩道は暗かったです。沼の面も濁った茶色。林には紅葉した木々が多いけれど、それもぼんやりとかすんで見えます。
 ふと目を道ばたにやると、低い木の下に黒っぽい得体の知れない生き物がうずくまっていた……っておかしくない雰囲気だったのですが、写真だと、そんな雰囲気はまるで出ませんね。(笑)
 デジカメの解像力はすごいもんだ、と思いながら歩きました。30分くらい歩いたけれど、実質歩いていた時間は20分足らずだったと思います。

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