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2007年8月23日 (木)

北朝鮮の豪雨被害に思う

 今朝、旦那が朝食を食べながら、台所のラジオでニュースを聞いていました。その中で、北朝鮮の豪雨による被害の話をしていたのですが。
 死者数百人、というのも相当の被害ですが、今回に限らず、北朝鮮では毎年のように干ばつや水害の被害が起きて、慢性的な食糧不足に拍車をかけている、これは対策をしようにも、重機が足りない、重機を動かす油が足りない、堤防を補修するためのコンクリートが足りない、といった物資不足や、国策の不備が背景にあるのだ、と言っていました。
 でも、その一方で、北朝鮮は核開発に乗り出すなど、軍事力、国力の増強を目ざしていて……。

 聞きながら、思いました。

 人間って、どうしてこんなふうに、何度も何度も同じ失敗を繰り返すんだろう。と。


 国を支えるのは、そこで生活し、農業や工業、商業と言った営みをする「国民」。その生活を安定させなかったら、結局は国力そのものも落ちていって、国そのものが成り立たなくなるのに。
 有史以来の歴史は、各国の存亡という形でその真実を繰り返し語っているのに、どうして人はその史実から学ぼうとしないのだろう?
 私のような、歴史音痴、社会音痴の人間でさえ、その事実に気がつけるのに。国のリーダーになろうという、トップレベルの優秀な人たちが、何故それに気がつけないんだろう?

 どの国だって軍事費には国費のかなりの部分を割くし、北朝鮮だけが突出しているってわけじゃないだろうけどな、と旦那は言ったけれど、主婦の私としては、「それでも優先順位ってのがあるじゃないの!」と思ってしまうんですね。家族が病気になったら、慶弔費やお稽古ごとのような学費を削ったって、医療費の方に回しますよ。被服費と食費、どっちを優先させる? と聞かれたら、迷わず「食費!」と答えますよ。だって、生きていくためには、そっちの方が絶対優先だもの。
 一国の政治と中流家庭の家計費を比較しては申し訳ないとは思うけれど、でも、基本になる部分は同じだと思うんですね。国民(家族)が元気でなければ、国(家庭)もうまく機能していけない。これは真理だと思うんだけど。

 そういう真理を無視して、何もないところで「精神力で飢えと不足を克服して敵に勝て!」とやったのが、六十数年前の太平洋戦争。その結果、日本は大敗して。
 そういう歴史の真実は、戦争に限らず、いろいろな場面で繰り返し語られていると思うんだけれど。

 もう少し利口になってもいいと思うんですけどね、人間は。
 北朝鮮の国策には(ニュース音痴なりに)好感は持てずにいますが、そこに住む人たちには恨みも憎しみもありません。水害で大勢の人が亡くなって、日赤が援助に乗り出したと聞いて、どうか生き抜いて、がんばって、と思います。日本にいてはあまり目にすることができないけれど、現地に行って、そこで苦労している方たちの姿を見たら、きっと、なにかしら力になりたいと思うのだろうと思います。
 国民が幸せになっていける国が、一番よい国なのだと、思うんですけれどね……。

 あたりまえのことを、今更つくづくと考えている今朝の私でした。

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