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2007年8月28日 (火)

アサクラ・タウン9周年

 このブログを置いている母体のホームページ「アサクラ・タウン」が今日で満9歳になりました。
 本当に、ずいぶん長く続いたなぁ、と改めて思います。

 「アサクラ・タウン」を開設したのは、郡山での親子4人の生活を終えて、この町へ帰ってきた夏でした。主人の両親との同居に戻るので、今までのように自分たちのペースで暮らすことはできなくなるし、勝手に外を出歩くこともできなくなる、とわかっていたので、その対策のためにネットの世界に外とのつながりを作っておいたのでした。
 その後、次男の昇平に発達障害があることがはっきりして、ますます外に出られない状況になったとき、ホームページはほとんど唯一の外との接点になりました。なにしろ、昇平は超多動児。周囲に多大な迷惑をかけるし、一時も目を離せないから、むやみに外に連れ出すこともできません。情報は欲しいけれど、ADHDは発達障害に関する本は、当時はどこの書店にもほとんど並んでいなかったし、講演会や学習会だって、地方では皆無の状態。
 そんな中、発達障害に関するサイトを見つけてそこの掲示板の常連になったことから、同じ掲示板の訪問客がアサクラ・タウンも訪問してくれるようになり、昇平の日常と発達の様子をつづった日記を読んでくれる人が増え、やがて、発達障害に関する話題の書き込みが掲示板に増えてきたので、専門の「療育掲示板」を設置したことから、またさらにその方面の常連客が増え……。
 いつしか、アサクラ・タウンは発達障害と療育に関するサイトのようになりました。

 とはいえ、私自身はいつだって、「療育専門サイト」なんて運営しているつもりはなかったんですけどね。(笑)

 トップページのデザインは、ここ数年ほとんど変えていません。始まりのご挨拶もずっと同じ。
 「アサクラ・タウンは、交流と創作と料理と療育(主にADHD)をテーマにした、欲張りなサイトです。あなたのお気にめす場所を歩いてみてください。」
 この9年間を振り返ると、本当に、そのとおりのサイト運営だったな、と思います。
 療育(子育て)も大切だけれど、それだけが私じゃない。小説を書くことだって好きだし、主婦だからお料理だってする。他の人たちと関わるのも大好きだし、自分が創作するだけに、他の人の創作したものを見るのも大好き。なので、自分の作品を発表したり、常連さんの中でもお料理好きな人たちとローテーションを組んでレシピの連載をしたり、投稿してもらったイラストや小説をホームページ内で紹介したり。本当に欲張りで雑多な運営なのだけれど、やっぱり、これがまさしく「私自身」だったんだな、と思います。
 でも、そんな私を押しつけるのではなく、現実社会と同じように、つきあって楽しい部分、面白い部分の私と一緒に過ごしてもらえたら嬉しいな、とも考え続けました。私のどこが「面白い」と思えるかは、人によってそれぞれ違うだろうと思ったし。
 だから、「お気にめす場所を歩いてみてください。」なのですね。私のどこを訪問するか、何を見に来るか、そこは本当に皆様にお任せしようと。そして、来るも来ないも、居着くも立ち去るも、挨拶があるもなしも、全然気にしないで行こう、と。ただ一つ、他の訪問客の気分を害するようなことさえ書き込まなければ、いつでも誰でも訪問自由というのが、開設当初からのアサクラ・タウンのルールです。
 9年間も続けられた理由というのは、たぶん、このあたりの気楽さにあったんじゃないかな、と思います。お互いに楽でいられる形を取り続けたんですね。

 いよいよ、来年の8月28日にはアサクラ・タウンも10周年を迎えます。
 さすがに、このときにはちょっと大きなイベントを組もうと思います。
 しばらくお休みしているオリジナル・チーズケーキも復活させる予定ですし、なにか投稿型・常連さん参加型のイベントもやりたいなぁ、と思います。
 アサクラ・タウンがあったから、私は毎日心身元気で暮らしていられました。ほとんど外に出られない生活なのは予想通りだったのですが、インターネットが外の世界と自分をつなぐ、大きな通気口になっています。だから、これからもやっぱり、ネットやホームページを通じて、元気に生き続けるのだろうと思います。
 そして、これも私の持論ですが、「母が元気なら、子どもも元気!」。ネットからもらう元気は、私を通じて、昇平や長男にも流れ込んでいるんだろうと思うのです。

 これからも、自分らしく、自分のペースでアサクラ・タウンを続けようと思います。
 10周年が12周年、15周年と続いていったら素敵だな、と思います。
 その先は20周年、25周年? ……なんか結婚記念日みたいだな。(笑)
 ま、これからも、肩肘張らず、運営を続けていこうと思います。

 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

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2007年8月23日 (木)

北朝鮮の豪雨被害に思う

 今朝、旦那が朝食を食べながら、台所のラジオでニュースを聞いていました。その中で、北朝鮮の豪雨による被害の話をしていたのですが。
 死者数百人、というのも相当の被害ですが、今回に限らず、北朝鮮では毎年のように干ばつや水害の被害が起きて、慢性的な食糧不足に拍車をかけている、これは対策をしようにも、重機が足りない、重機を動かす油が足りない、堤防を補修するためのコンクリートが足りない、といった物資不足や、国策の不備が背景にあるのだ、と言っていました。
 でも、その一方で、北朝鮮は核開発に乗り出すなど、軍事力、国力の増強を目ざしていて……。

 聞きながら、思いました。

 人間って、どうしてこんなふうに、何度も何度も同じ失敗を繰り返すんだろう。と。


 国を支えるのは、そこで生活し、農業や工業、商業と言った営みをする「国民」。その生活を安定させなかったら、結局は国力そのものも落ちていって、国そのものが成り立たなくなるのに。
 有史以来の歴史は、各国の存亡という形でその真実を繰り返し語っているのに、どうして人はその史実から学ぼうとしないのだろう?
 私のような、歴史音痴、社会音痴の人間でさえ、その事実に気がつけるのに。国のリーダーになろうという、トップレベルの優秀な人たちが、何故それに気がつけないんだろう?

 どの国だって軍事費には国費のかなりの部分を割くし、北朝鮮だけが突出しているってわけじゃないだろうけどな、と旦那は言ったけれど、主婦の私としては、「それでも優先順位ってのがあるじゃないの!」と思ってしまうんですね。家族が病気になったら、慶弔費やお稽古ごとのような学費を削ったって、医療費の方に回しますよ。被服費と食費、どっちを優先させる? と聞かれたら、迷わず「食費!」と答えますよ。だって、生きていくためには、そっちの方が絶対優先だもの。
 一国の政治と中流家庭の家計費を比較しては申し訳ないとは思うけれど、でも、基本になる部分は同じだと思うんですね。国民(家族)が元気でなければ、国(家庭)もうまく機能していけない。これは真理だと思うんだけど。

 そういう真理を無視して、何もないところで「精神力で飢えと不足を克服して敵に勝て!」とやったのが、六十数年前の太平洋戦争。その結果、日本は大敗して。
 そういう歴史の真実は、戦争に限らず、いろいろな場面で繰り返し語られていると思うんだけれど。

 もう少し利口になってもいいと思うんですけどね、人間は。
 北朝鮮の国策には(ニュース音痴なりに)好感は持てずにいますが、そこに住む人たちには恨みも憎しみもありません。水害で大勢の人が亡くなって、日赤が援助に乗り出したと聞いて、どうか生き抜いて、がんばって、と思います。日本にいてはあまり目にすることができないけれど、現地に行って、そこで苦労している方たちの姿を見たら、きっと、なにかしら力になりたいと思うのだろうと思います。
 国民が幸せになっていける国が、一番よい国なのだと、思うんですけれどね……。

 あたりまえのことを、今更つくづくと考えている今朝の私でした。

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2007年8月21日 (火)

山口小夜子さん死去

 ……と、私にしては大変珍しいタイトルで記事を書き出しています。(笑)
 ニュース音痴、情報音痴は相変わらずなんですが、パソコンを新しくした際にブックマークも一度まっさらにして、本当に見たいところだけに絞り込んだものだから、結果として、ネットのニュースヘッドラインを見に行く回数が増えたんです。といっても、一日に一度程度ですけどね。これでニュース音痴が改善するわけはないけど、見ないよりはマシってことで。

 山口小夜子さんは、日本のトップモデルでした。――と私がここにわざわざ書くまでもなく、皆さんは十分ご承知なのですけれど。(^_^;)
 そうですねぇ、今から20年以上前でしたよね。この方が世界的に活躍されたのは。私はファッションにはとんと関心がないので、そっち方面の活躍というのを直接は見ていないのですが、徹子の部屋にこの方が登場したときに見ていたんです。それ以外にも、ニュースや何かの番組の際に、よくこの方が登場していたし。
 クールというか、冷たいくらいに整った、日本的美人の顔に細い姿。なんか、見ているだけで不思議な魅力がある方で、私にしては珍しく引き込まれてテレビを見たのですね。そうしたら、黒柳徹子さんに答えて話すことばや内容は、なんだかそういう姿ともまた違ったイメージがあって……。控えめというか、シャイというか。見た目のシャープな雰囲気と裏腹な印象があったんですね。私、もともとこういう組み合わせの方には弱いものですから。(笑) かくて、四半世紀たった今でも記憶に残っていた、というわけです。

 いつの間にか年月が過ぎて、57歳なんてお歳になっていたんだな、と思うと同時に、これで亡くなってしまうのは、まだまだ早すぎたよなぁ、なんても思いました。
 山口小夜子さんのファッションショーでの姿。(たぶんパリコレ) どんなお衣装だったかはもう覚えていないけれど、でも、颯爽と歩く姿はなんとなく今でも浮かびます。ルックスだけでなく、衣装の魅力を十分に引き出す見せ方ができなければ、トップモデルにはとてもなれないのですから、才能も人知れない努力もきっとあったんだろうなぁ、などと思いをはせています。
 ご冥福を心から祈ります。

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2007年8月18日 (土)

こんなのありますか?~バーコード・リーダー付き家計簿携帯

 今日、長男の携帯の機種変更に携帯屋さんに行ってきました。希望の色のものがなかったので、予約をして、月末の日曜日に変更することに。

 その時、展示されている携帯をいろいろ眺めて、「最近はホントにいろいろな機能がついたな~」「あとはどんな機能がつけられるんだろう?」なんて、ぼーっと考えていたのですが、ふと思ったのが、「バーコードを読み取る機能の携帯って、あるんだろうか?」

 私は情報や流行ものに疎いです。なので、バーコード機能付きの携帯があるかどうか、わからないんです。まあ、QRコードってのが携帯にはありますけれど。
 何を考えたかというと、「家計簿機能付き携帯」なんです。おサイフ携帯があるなら、一緒に家計簿の管理もできる携帯があったら便利だろうなぁ、と。
 私は長い間パソコンの家計簿ソフトを使ってきたんですが、これって、実は不便なんですね。一日の終わりにまとめて記入するスタイルならいいのだけれど、ちょっと支出するたびに記録しておきたい、入力したい、と思うと、パソコンが起動する時間がまどろっこしくて。思ったときにさっと記録できる、入力できる、ということを考えれば、携帯の方が断然便利。常に持ち歩くから、買い物したときにもすぐ記録できるし。
 で、その入力も、スーパーのレジみたいに、バーコードをピッと読み取るだけだったら、便利じゃない?
 いやいや、買い物一つ一つのバーコードを読むのは大変だから、レジから出てくるレシートに、まとめて入力できるようなバーコードが印刷されていたらいいんじゃない? レシートに携帯をピッと押し当てたら家計簿に入力完了。おお、便利~!!!
 最近は、本当に価格のバーコードまで印刷されたレシートも見かけますからね。そういうのだって不可能ではないと思います。
 でもって、そのデータをパソコンのエクセルソフトに転送して、自動的にパソコンでも家計簿管理ができる――ようにしたら完璧! じゃありませんかしら~?
 怠け者の主婦の発想です。はい。(笑)

 まあ、そのためには、バーコード機能付きの携帯が開発されることと、バーコードが印刷されるタイプのレシートの普及と、携帯から転送されたデータをエクセル処理するためのソフトの開発と、そんなあたりが必要になってくるんでしょうけどねぇ。

 完璧主婦向け機能だとは思いますが、こういうのが将来開発されたらいいなぁ、と思ったのでした。

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2007年8月 8日 (水)

カエル

 おはようございます。朝倉です。

 最近は4時半には目が覚めて起き出す日々です。早起きになったよなぁ。……年取ったということなのかもしれないけれど。(苦笑)

 で、まっさきに机のノートパソコンに電源を入れるのですが、すると、その目の前にピョンと跳んできた、薄緑色のものが。

 ん?


 カエルでした。
 小さなアマガエル。

 私が住んでいるのは田園地帯。緑も自然も多いところです。
 夜ともなればカエルの大合唱が聞こえ、明かりに惹かれて窓に集まる虫を狙って、カエルがハンティングにやってくるのですね。はるばる2階の窓まで。
 あの小さな体で根性あるな~、といつも感心します。

 たぶん、そうやって狩りをしているうちに、窓の隙間から家の中に入り込んでしまって、出るに出られなくなったんでしょう。
 私はカエルは全く平気なので、捕まえて外に出してやろうとしました。すると、ピョン、ピョンと逃げる逃げる。
 こら、待ちなさい。出してあげるんだから、逃げるんじゃない。
 と言ったところで、日本語はカエルには通じない~。当然ですが。
 変なところに入り込まれて、身動きとれなくなったら、そこでカエルのミイラができあがってしまう。隅に追い込まないように気をつけながら、やっと捕まえて、無事窓の外へお帰りいただきました。


 時には、虫が入り込んでくることもあります。
 旦那も息子たちも虫は大の苦手なので、これにも私が呼ばれます。蜘蛛が出現したときなどは、確実に呼ばれます。これも、捕まえてご退場いただきます。以前はコクワガタが飛び込んできたこともありましたが、最近は少なくなりました。
 まあ、田舎だという証拠でしょうね。(笑)


 さて、4時45分。窓の外が明るくなってきて、小鳥の声が賑やかになってきました。
 今日も暑くなるのかなぁ。
 負けずにがんばろうっと。

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2007年8月 6日 (月)

平和への祈り

今年もテレビで平和式典を見ました。
昇平は小学校の国語で原爆と平和について学習したところなので
今年は事前に話をして、昇平と一緒に見ました。

広島市長の平和宣言は具体的で、とても良い内容だったと思います。
子どもたちの平和への誓いも、とても力強かったです。
同じ6年生の子たちが語っていたので、昇平も関心を持って聞いていました。
でも、
阿部総理の話は、なんだか上っ面だけだったような・・・。
お決まりのことをただ繰り返しているだけに聞こえました。
戦争と被爆の歴史を謙虚に学び、被爆者の声に真摯に耳を傾けることが
日本政府には本気で必要なのだと、私も思います。

昇平はネットサーフィンをするようになって、
あちこちのアニメサイトなどをのぞくようになったのだけれど、
その中には、ぎょっとするようなブラックなものが時々含まれていました。
アニメなので、フィルタリングもすり抜けるんですね・・・。
核兵器や戦争を面白おかしく描く内容や
大量殺戮の場面をかっこよく美化しているもの。
そのたびに本気になって「それは違う!」と話して聞かせましたが、
本当の戦争がどれほど残酷で悲惨なものかは、
いくら言い聞かせても伝わりきらないのだと感じました。
その時、そこで何が起き、どんな場面が繰り広げられ、
その後、人々がどれほど傷つき苦しんだか、
自分で感じ取らなくちゃいけない。
だから、今年は早起きさせて、平和式典を見せたわけです。

午前8時15分に黙祷をしました。
昇平も、1分間しっかり手を合わせていました。

この子たちが、そして私たちが、
幸せに生きていくためには世界は平和でなくちゃならない。
長い平和にそのありがたみを感じる心が麻痺してしまわないように。
人が人らしい心を失わないように。

今年も心でそう願いながら、
手を組み、黙祷を捧げました。

世界が平和でありますように。
日本が平和であり続けますように。

ヒロシマの祈りが、世界中の人々に届きますように――。


「星空掲示板」の書き込みを再掲)

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