« 雲の船 | トップページ | 帰ってきた時効警察・5 »

2007年5月16日 (水)

つながらない!

 我が家は東北の南端の福島県にあります。昨日の午後6時45分頃から始まった、NTT東日本のネット不通のトラブルに、まともに巻き込まれておりました。
 その時、私は夕食の支度を終えて、ノートパソコンでメールチェックをしていました。昇平は隣のデスクトップでお気に入りのサイトをネットサーフィン中。なんだかいやにメールが重いな、サイトの表示も重いな、と思っていると、昇平が「どこも見られなくなっちゃった! パソコンが壊れちゃった!!」
 二つのパソコンが同時だったので、パソコンのせいではないと、すぐにわかりました。エアステーションの故障かとも思ったけれど、それも特に問題なく作動している様子。さては、もっと大元の問題だな、とは思ったものの、ネットにつながらないのだから、情報を知ることもできず、とりあえず我が家のお抱えサポセン=関東方面に住んでいる弟へ電話をかけました。そうしたら弟が「今ちょうど、ちい姉からも急にネットにつながらなくなったって電話がかかってきてるんだ」。……やっぱり。
 どうやらかなり広範囲での通信障害とわかり、その晩はもうネットはあきらめて、昇平とトランプなどして過ごし、今朝には無事復旧していて一安心だったのですが。

 でも、この一件を通じて、我々の生活というのは、インターネットにかなり依存してきているのだなぁ、と改めて思いました。
 遊びや情報収集はもちろん、公共料金の請求書も、ネットを通じてメールで送られてくる時代。仕事の連絡やファイルもメールでやりとりされることが増えています。我が家はフレッツADSLですが、光通信でIP電話に加入している家庭では、今回、電話も使えなくなったという話。便利で役に立つインターネット。でも、それがたった一箇所(なのだろうと思う)の弱点を突かれただけで、こんなふうに、あっという間に非常に広範囲でそういうことすべてができなくなって、本当に情報の孤立状態になってしまいます。ちょっと怖いな、と感じました。
 ライフラインを絞り込んで、少なくしてしまうことへの不安です。

 電話もインターネットで。テレビもラジオもなくて、インターネットの情報で。新聞だってネットで間に合っているから購読しない、という家庭もたくさんあります。言ってみれば、情報のライフラインの一本化です。
 でも、それは、ひとたびインターネットが使えなくなると、全部アウトになってしまいます。
 家庭内をオール電化する、という考え方にも、私は同様の不安を感じます。もう十何年も前の話になりますが、ニューヨークを大寒波が襲って、都市で大停電が起こったとき、オール電化のアパートやマンションで暮らしていたお年寄りたちが何人も凍死してしまった事件を思い出すのです。
 全部を電気のエネルギーに統一するのは、合理的だし、確かに火災の危険も少なくて安全かもしれません。でも、「それだけ」に頼り切ってしまうと、いざ、それがダウンしたときに、他のライフラインに切り替えられなくなるのですね。冬の暖房もエアコンで間に合うような時代になってきているけれど、エアコンも、灯油を主燃料にするファンヒーターも、ひとたび停電になれば使えなくなってしまいます。昔のような炭火の火鉢や練炭コタツというのは無理にしても、やっぱりいわゆる石油ストーブはなくしてしまうわけにはいかないなぁ、などと考えてしまいます。

 今回のネット不通も、時間が夜にかかっていたことと、携帯関係がまったく影響を受けなかったために、そちらを使うことができて、大混乱にはならずにすんだようですが。
 なんにでも、「絶対に安全」「絶対大丈夫」なんてことはないんだなぁ、やっぱり「万が一」というのはいつも想定していなくちゃいけないんだなぁ――と、そんなことを考えてしまったのでした。

|

« 雲の船 | トップページ | 帰ってきた時効警察・5 »

コメント

昨晩はネットつながらなくなったので・・・寝ちゃいました(笑)

って、僕もネットへの依存性を改めて認識したりして、けっこう「・・・怖いわぁ」なんて思ったり。
携帯で情報収集しようとしても、思うようにいかないのよね。

投稿: 沼ぼん | 2007年5月16日 (水) 10:18

>昨晩はネットつながらなくなったので・・・寝ちゃいました(笑)

やっぱり。(笑)
仕事にもなんにもならないですもんねぇ。

>携帯で情報収集しようとしても、思うようにいかないのよね。

そうなんですよね。
ないよりはずっといいのだけれど、やっぱり思うようにはできない。
正確な情報をきちんと、必要な量だけ手に入れようと思ったら、やっぱり他のラインからも情報を集めなくちゃいけなくて。

今回は一晩で復旧したからよかったけれど、これが数日間とは1週間以上なんかに渡ったら、それこそ死活問題になる人たちは大勢出てくるだろうし。
インターネットの重要性が増すほどに、安全性の確保とか緊急時の対応とか、しっかりしておかないといけないんだなぁ、と思いました。はい。

投稿: 朝倉玲 | 2007年5月16日 (水) 11:07

ふふふ...
こういう事があることを見越して、実家の電話は「光」に変更していないんですよ〜。(もちろん、私の所もそうです)
盛んに「電話代がおとくですよ〜」なんて勧誘があるのですが、「安かろう悪かろう」の法則を忘れてはならないんです!
うまい話しにうっかり乗ると、あとでいたい目をみたりするんですよ〜。

投稿: おとーと | 2007年5月16日 (水) 18:24

ははは。さすがは、おとーとだね。(笑)

我が家は光をまだ入れてないからIP電話も使ってなかったけど
今回の件があって、なおさらに「やめておこう」と。

まあ、我が家の場合は親子電話で
階下の電話を使う義父にIP電話の説明をするのが難しくて
やめていたんですけどね。
怪我の功名?

投稿: 朝倉玲 | 2007年5月16日 (水) 19:37

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 雲の船 | トップページ | 帰ってきた時効警察・5 »