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2006年11月29日 (水)

めぐりあい

 人は生まれて
 人は死ぬ
 その当たり前の過程の中で
 人は人とめぐりあう

 いつかは去る者
 いつかは逝くもの
 その営みはあまりにもはかなくて
 でも、だからこそ、
 人の生はいとおしい

 出会えたことを喜びたい
 育んでもらえたことに感謝したい
 いつかは別れいくものだからこそ
 心の底から「ありがとう」を言いたい

 私もいつかは去っていく者
 人の人生は必ず死に向かう
 めぐりあえた人々と喜びをわかちあいながら
 その心の中に思い出を残しながら
 私もまた、いつか逝くだろう
 あの空の彼方 あの雲の向こう
 残された人々の幸せを祈りながら

 あなたの大切な人がそうしていったように

 
 合掌。

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2006年11月25日 (土)

いももち

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 最近、昇平は休みの日に私とおやつ作りをするのにはまっています。自分でお菓子作りの本を眺めて選んだり、どこかで見たレシピのおやつを作りたがったり。今まではゼリーとかケーキとかドーナツとか、割と一般的というか、子どもがいかにも好みそうなおやつが多かったのだけれど、今回は違いました。
「お母さん、いももち作ろう!」
「は? いももち?」
「うん、いももち。ジャガイモをつぶしてね、おもちにするんだよ」
「ああ、芋餅ね」
 何かの本で見たのだと言うけれど、あまり詳しい作り方は昇平も知りません。でも、どうしても作ってみたいと言うので、ネットでレシピを検索しました。何通りか作り方はありましたが、眺めるうちに基本路線はわかりました。茹でるか、レンジで蒸したジャガイモを潰して、そこに片栗粉を混ぜて、油を熱したフライパンで焼けばいいようです。
 昇平は中に何か入れたいももちも作りたいといって、結局チョコレートを入れることにしました。私はスタンダードに、しょうゆをつけて海苔をのせました。でも、ジャガイモ以外のものも作ってみたくて、サツマイモのいももちも作ってみました。
 昇平に危険がないように、今回は茹でずにレンジを使い、すりこぎで潰して、片栗粉を振り入れてから、しゃもじでよく混ぜて……おっと、けっこう力が必要になるわね……粘りが出たら、丸めて、少し潰して、フライパンで両面こんがりと焼いて……。
 おお、できたできた。どれ、味見♪

 んまい!

 できたてのいももちは、もちっとした食感で、ジャガイモの自然な味がして、素朴でとてもおいしいものでした。海苔&しょうゆとの相性も抜群。汁物の中に入れてお雑煮のようにして食べてもおいしいと思いました。
 昇平はオリジナルのチョコレート入りいももちを試食。
「どう?」
「ポテトチップスの味がする♪」
「おいしい?」
「…………うん」
 返事をする前の、その“間"はなに?(笑)
 試しに私も味見させてもらいましたが、いももちに少し塩味がついているので、それとチョコレートとの組み合わせをおいしいと感じるかどうかに個人差が出るかな、という気がしました。
 まあ、昇平が言うとおり、ポテチとチョコを一緒に食べていると思えば……。(笑)

 さて、では私の試したサツマイモのいももちはどうだったかというと。
 何故、レシピにジャガイモのいももちしか出てこなかったかを、身をもって理解した、というところでしょうか。(笑)
 決して食べられないわけではなかったのですが、ジャガイモのようなもっちり感が出ません。ぱさぱさした感じで、咽に詰まります。芋を茹でるか、少しお湯を足して練れば良かったのかもしれませんが……うーん、味からしても、やっぱりジャガイモのいももちのほうに軍配が上がるかな、という感じでした。
 結局、昇平はジャガイモのいももちばかり食べ、私は責任をもってサツマイモのいももちを片付けて、それでお腹いっぱいになって、昼食が食べられなくなりました。(爆)
 でも、実験気分で、なかなか楽しいひとときでした。

 最後に、食べておいしかったジャガイモのいももちのレシピを載せておきます。

   「いももち」

【材料】
 ジャガイモ……小2個
 片栗粉………大さじ4
 塩…………少々
 油…………適宜
 しょうゆ・海苔等

【作り方】
1.ジャガイモの皮をむき、適当な大きさに切り、少し水にさらしてから、耐熱容器に入れて電子レンジにかける。(柔らかくなるまで)

2.1を熱いうちにすりこぎなどでざっと潰し、塩少々と片栗粉をくわえ、しゃもじなどで粘りが出てくるまでよく混ぜる。

3.2を丸め、軽く潰して、油を熱したフライパンで両面にこんがり焼き色がつくまで焼く。

4.しょうゆ、またはさとうじょうゆをつけて、海苔を巻いて食べるとおいしい。
  きなこやあんこ等をかけても。または汁物に入れて雑煮のようにして食べてもおいしい。
  チョコレート入りいももちは、試してみたい方がどうぞ。(笑)

061123_1037_2おまけ。
これがチョコレート入りのいももちです。(笑)


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2006年11月16日 (木)

「『水からの伝言』を信じないでください」

 「水からの伝言」を信じないでください というサイトにリンクを貼ります。
 ただ、正直、どうしようかな~、とは思ったのです。というのも、私のよく存じ上げている先生が、実際にこれを教材に使われていたから。(子どもの担任ではないですが)

 写真集のような絵本を見たとき、「ああ、綺麗だな」とは素直に感じました。でも、水に「良いことば」と「悪いことば」を見せ続けると(そのことばを書いた紙を貼っておくと)、それぞれに水の結晶の形が変わってくる、という下りには、正直、心の中で指に唾つけて眉毛をなぞっておりました。だって、あまりにも非科学的なんだもん~。(笑)
 たぶん、この実験の下敷きというか、発想の元になったのは、毎日サボテンや植物に優しく話しかけると、サボテンたちが綺麗な花を咲かせる……という有名なあの実験でしょうね。実際、植物に電極をつけて測定してみたら、人のことばの調子によって、異なる電流発生があったとかいうことですが。
 まあ、これはね、私も納得するんです。同じ地球に発生した生物だから、同じような感情(電流発生)を起こすメカニズムを、原始的な形でも植物が有していて不思議はない。
 でもね~。水はね~。
 どこから感情(電流)を発生させるの?(笑)
 共感というのは、相手の様子やことばの情報を受け取ることを通じて、自分の脳の中に、相手と同等あるいは類似した感情を発生させて、同じような感情体験をすることなんだけど。
 水はどこから共感の感情を発生……(以下略)
 
 水(氷)の結晶という、目で見てわかりやすい形で表現されているのと、「乱暴な言葉や相手を否定することばよりは、優しい言葉、相手を受け入れるようなことばを使いましょう」っていう趣旨は、決して間違ってはいないと思ったので、「ま、これはこれでいいのかなー。非科学的だけど」と思って眺めていました。
 でも、この本が、こんなに教育現場で使われているとは知らなかったなー。
 うーん。どんなもんなんでしょうねー?

 私が学生だった頃はSF全盛期だったから、割となんでも科学的に判断する癖がついているのかもしれませんね。私自身、SFを書いていたし、SF研究会にも所属していたし。
 だから、世界には現在の科学ではまだ実証されていない「不思議」がたくさんあることも知っているし、その可能性も楽しんでは来たけれど。
 でもなぁ。水が人の感情に反応するってのはなー。
 その水が、水の形態を取った宇宙生命体だったとか、あるいは、思念の力が非常に強い人がこの実験したために、その人の超能力で水の分子を思うままに動かしてしまって、綺麗な結晶や醜い結晶を作り上げていたとか……。このくらいの補助解説がないと、納得はできないですねぇ。
 え、そんな解説があっても納得できないって?(笑)

 むしろ、「この本は一種のファンタジーだけれど、優しい言葉が相手の人間の心の中に、優しい綺麗な気持ちを生むのは本当だよ。ひどいことばは嫌な気持ち、腹立たしい気持ちを生むよね。それを目に見える形にしたら、こんな結晶になるのかもしれないね」なんて子どもたちに話した方が、子どもたちも納得するんじゃないかなー。
 教材に使う、ということを考えたとき、そんなふうに思ったりします。

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2006年11月11日 (土)

雨の日のパン作り

 土曜日です。でも、旦那は仕事、兄ちゃんは学校。
 昇平、昨日から「誰かと遊びたいよ~!」
 でも、君は越境通学しているから、近所に遊び相手はいないんだよね。去年まで同じクラスだったCくんは近所だけど、中学生になったら、いくら昇平が誘っても遊びに来なくなってしまったし。
 今日の午前中、学校の校庭でボールを使ったスポーツを教えてくれる、と全校児童にアナウンスがあって、「行きたい!」と昇平は張り切っていたけれど、朝から暗い空、間もなく降り出してきた雨。
「遊びたいよ」「誰かと遊びたいよ」「アリンコとでもいいから、遊びたい!」
 そう泣かれてもね……どうしようもないんだよ。遊びたくない人のところへ押しかけていくわけにもいかないし。

 窓の外ではますます強まる雨。これじゃ遊びに出かけることもできないねー。
「お母さんとぼく、二人だけだね」
 一応じいちゃん、ばあちゃんはいるけど、一緒に遊ぶってわけじゃないしね。
 こんな時には、こんな日には……

 思いっきり、何かをやって楽しんでしまおう!

 雨降りだから、出かけないでできること。家でできて楽しいこと。えーと、そうだな――うん、パン作り!
 あれなら生地をドスンバタンとこねるだけでも、ストレス発散になるだろうし。
 少し前にピザを作ったときの強力粉も残ってる。イーストもまだある。他の材料も……うん、あるある。よし、これで行こう。

 冷たい雨降り、暗い空。心の中まで暗くなってきそうだから。
 思いっきり楽しく遊びながら作っちゃおうね。
「中身、何を入れる? そうだ、クリームパン! こないだみたいにカスタード作ろう!」
「あら、いいねぇ。あとは、お母さんはシナモンロールを作りたいな。干しぶどうを入れて」
「昨日のカレーの残りも入れて、カレーパンにしていい?」
「いいよー」

 というわけで、二人でこねて、発酵させている間にカスタードクリームも作って、ふくれた生地を切り分けて、それぞれに好きなパンを作っていった。あら、カスタードがずいぶん余ったわね。じゃ、これはまた油で揚げて、揚げカスタードにしちゃおう。
 残り物で作った揚げカスタード。じいちゃん、ばあちゃんに進呈したら大喜びされた。

 二次発酵の後、溶き卵を塗って、200℃のオーブンで12分。いい焼き色が付いてパンが焼き上がった。
 本職のパン屋さんのパンにはもちろんかなわないけど、焼きたてあつあつのパンは、とびきりおいしかった。
「けっこう、ちゃんとパンになってるな」
 とは味見をしたじいちゃんの感想。(笑)
 たくさん焼けたから、兄ちゃんにも食べさせてやろう。兄ちゃんは、何にも入っていないシンプルなパンが大好きなんだよね。

 明日は日曜日。でも、旦那はまた仕事だという。予報では明日も雨降りらしい。
 明日はまた昇平と電車に乗って、福島駅まで遊びに出かけるかな。
 雨なら雨が降ったように、空の暗さに負けないように。(*^_^*)

061111_1212 ←焼き上がったパン。けっこうまともでしょ?(笑)

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2006年11月 6日 (月)

アサクラ・タウンのトップに子どもの絵

 昨夜、アサクラ・タウンのトップページを更新しました。
 そこには、毎月できるだけ新しい絵や写真を「今月の絵」として載せるようにしています。自分でせっせとパソコンで絵を描いていた時期あり、昇平の描いた作品を毎月紹介していた時期あり、写真を載せたり、常連さんからいただいた写真や絵を掲載したことあり……とさまざまだったのですが。(そういう過去の絵をご覧になりたい方は、アサクラ・タウントップページへ行って、今月の絵をクリックしてください。ギャラリーに入れます。)

 ところが、ここに来て、写真を掲載するのさえ、なんだか大変になってきてしまいました。もともと私は写真は得意じゃないし。(アートセンスが……)
 う~ん、11月になったけれど、今月の絵はどうしようかな~。どっかにいい絵は転がってないかなぁ~。
 などと考えているうちに、ふと気がつきました。
 いい絵! あるある! あるじゃないですか!
 しかも、力作揃いの作品がぞろりと!!

 創作ストリート内にある、「昇平のお絵かき掲示板」に投稿された作品です。子どもたちの力作が、もうかなりの数集まっています。
 うん、これだこれだ。これで行こう!
 さっそく、トップ絵を選びました。基準は私の独断と偏見。できるだけたくさんの子たちの作品を紹介したいので、週ごとに更新することにしました。基本的に、日曜日の更新になるかな? 手作業だから、おくれることもあるかもしれないけれど……。

 トップバッターの今週の絵は、昇平と同い年のけん君の「カービィ」にしました。ギコの帽子をかぶったカービィ。
 お絵かき掲示板は50点しか保存できないシステムなので、原画は既に流れて消えてしまっています。もちろん、私の手元にはしっかり保存してあるのですが。
 こんなふうに、過去の作品や現在の作品から、私がいいな~、紹介したいな~、と思う子どもたちの絵を、トップ絵に載せていこうと思います。子どもたちの絵はいいですよ。とっても素直で明るいです。

 ただし、子どもの絵だけを紹介したいので、投稿者の名前と年齢(学年)がわからない方の作品は紹介できません。あしからず、ご了承くださいませ。
 では、これからも、アサクラ・タウンのトップ絵をお楽しみに~♪

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2006年11月 2日 (木)

マラソン大会

 今日の午前中は小学校のマラソン大会だったので、私も応援に行ってきました。
 昇平は5年生なので、今年から1000メートルです。ところが、最近急に体が大きくなった(縦にも横にも)せいもあって、走るのがとてもしんどくなっていました。先日の養護学級の集いで、「つまみ食いした罰じゃ~」と冗談半分で中庭を走らせてみたら、わずか10メートルくらいの距離を走っただけで、ゼイゼイ言いながら止まって歩いてしまう始末。おいおい、この母じゃないんだからさ。11歳のキミが四十代で最近運動もぜんぜんしてない母と同じ状態ではまずいでしょう。(苦笑)

 そこで、「ダイエットのため」と称して、学校の担任にも頼んで、休み時間に校庭を走らせるようにしてもらいました。本人もけっこうその気になって、走れるときには毎日走っていたようで……このへんは、もしかしたらあとで「てくてく日記」に載せるかもしれないので、詳しいところは省略しますが(笑)……とにかく、最終的には1000メートル、立ち止まらずに走れるようになったようです。
 そして、今日がその本番。
 去年はスタート間もなく転んでしまって、怒って、自分を抜かした子を叩く、というトラブルを起こしてくれたのですが、今年はそんなこともなく、順位はもちろん他の子たちから大きく遅れていましたが、それでもビリではなく、最後の最後まで走り通して、ガッツポーズでゴールしていました。
 最近は、本当にいろいろなことでがんばりを見せている昇平です。

061102_1059 写真は、校庭を一周して、学校の外のコースへ出る直前の様子。
 この後「止まらないでがんばれ!」と声をかけたら、ニコッと笑顔になって「任せとけ!」と答えました。

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