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2006年10月13日 (金)

縄文パンが進化したら~銀嶺食品「穀福」~

 ローカルな話題になりますが、福島県福島市には銀嶺食品というパン工場があります。創業が1953年と言うから、もう50年以上にもなる老舗ですが、ここで、5年ほど前から国内産の小麦や雑穀、魚醤、自家製酵母、地元の水などを材料にした「地ぱん」作りをしています。今日、ご紹介するのは、その中でも私が気に入っている「穀福」という雑穀パン。こちらがその写真です。

061013_12321 材料を見ると、次の八種類の雑穀。ハトムギ、もちきび、もちあわ、アマランス、押麦、玄ソバ、黒ゴマ、玄米胚芽。パッケージにはこんなことばが書かれています。
「縄文時代にも焼かれていたという日本のパンが途切れることなく進化していたらこんなパンに違いない!」
 うんうん、なるほどー、とうなずきたくなるくらい、とても素朴なパンです。バターやクリームをたっぷり使った、ふわふわパンを食べ慣れている人は、ちょっと驚くかもしれません。見た目は、ぺちゃんこの固いおまんじゅうみたいですし、味も実にシンプルです。なんてったって砂糖の甘みが全然ない!
 これをオーブントースターで1分くらい温めます。表面がかりっとして、中が温かくなったところをちぎって食べると、なんとも言えず素朴で力強い味がして、美味しい! 雑穀の香りが香ばしくて豊かです。
 魚醤などを使った和風パンだからか、和風のおかずと相性が抜群。今日の昼食にも、これに「おから」と「味噌汁」を添えて食べましたが、非常に美味しかったです。みそ味や醤油味のものと相性がいいようです。直径10センチ足らずの薄っぺらいパンを2個食べただけで、もうお腹がいっぱい。満足ー。

 実は少し前のこと、図書館から「大昔の暮らし」という絵本を借りて昇平に読んでやっていたのです。その中には縄文人の暮らしぶりも描いてあって、もちろん想像図ですが、ドングリなどをさらしてアクを抜き、粉にひいてパンやクッキーを作った絵がありました。それがなんだかとても美味しそうに見えて、「縄文パンってどんなものなんだろう?」「ドングリクッキーってどんな味だろうね」と、ひとしきり昇平と話し合って。
 そうしたら、生協のチラシに縄文パンならぬ雑穀パン「穀福」が載っていました。もしかしたら、縄文パンってこんなもの? と思いながら注文して、袋に書いてあるとおり温めて和風おかずといっしょに食べてみたら、これが美味しい! 先にも書きましたが、余計な甘さや脂っこさのない素朴な味わいです。すっかり気に入って、今回二度目の注文をしてしまいました。写真はそうして届いた「穀福」。お昼に2個食べてしまったので、4個しか残っていません。(笑)
 ちなみに、水分の少ないパンなので、必ず汁気のものは必要です。私は牛乳と味噌汁と一緒に食べましたが、スープに浸したりしても美味しいようです。

 先日の地方紙には、ここの社長が取り組む「地ぱん」プロジェクトに感動した、やなせたかし氏が、無償で「地ぱんマン」というキャラクターを会社に寄贈したというニュースが載っていました。
 http://www.fukushima-minpo.co.jp/news/kennai/20060914/kennai-20060914100113.html

 これを読むと、本当にいろいろな想いをこめて作られているパンのようだけれど、食べてみての私の感想は、本当に一言に尽きます。
 「こんなパンだって、あっていい!」
 ふわふわリッチなパンだけがパンじゃない。こんな素朴なパンだって、あっていい。他のパンにはない味わいがあって、独自のおいしさで素敵だよね。
 この雑穀パン。ダイエットや便秘解消にもいいんじゃないかな、なぁんて、密かに期待していたりするのですが、さて、どうかな……?(笑)

☆銀嶺食品 八種の雑穀パン「穀福」(こくふく)

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コメント

玲さん、お久しぶりです。
先週末福島のフォレストパークあだたらというところに、幼なじみ一家と1泊してきました。
そのときね、たまたま銀嶺のパンの話になったの。雑誌やメディアにも登場している銀嶺パン、実は私たちだと「給食のコッペパン」のイメージなのね。
おまけに、パン工場見学も小学校低学年ではデフォルトだったし。
で、幼なじみとそのお母様は、今の銀嶺のパンがそんなに有名になっているとは思ってなかったみたいで(@@)になってました~。

数年前、一度銀嶺の横を車で通ったのですが、ああ、これが東京でも話題の(笑)、と思ったら、いろいろ懐かしかったです。
(隣接していたスケートリンクとかね)

投稿: りんか | 2006年10月19日 (木) 09:59

わーい、りんかさん。おひさでした~♪

そうかー。「銀嶺」(あ、「ぎんれい」って読むんだよねー)のパンって、いま東京でそんなに話題でしたか。(笑)
もちろん、地方紙などでだいぶ取り上げられてきていたんだけど、そちらの方が情報的に進んでた?(爆)

>銀嶺パン、実は私たちだと「給食のコッペパン」のイメージなのね

そうそう! あとは「食パン」!(爆)
でも、実際、こういう基本的なパンも美味しいと思いますけど
なんと言っても「地ぱん」がヒットしたのね。

ちなみに、銀嶺では生協にクリスマスケーキを作って出していたんだけど、
これが、「もんのすごく」ふわふわのスポンジで、
やわらかくて、しっとりしていて、とっても美味しかったのー!
ここの生協は個別宅配システムなんだけど、
あまりのふわふわさに、配達係泣かせだったという話も・・・。(笑)

最近、生協で扱わないんですよねー。
またやってくれないかな。

投稿: 朝倉玲 | 2006年10月19日 (木) 10:08

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受信: 2006年11月 6日 (月) 08:27

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