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2006年4月17日 (月)

「デスノート」・2

 引き続き「デスノート」2巻を読破。ついでに、ぶっとんで10巻をちらちらと。
 ……だめだ。やっぱり読み続けられない。(苦笑)

 おもしろくないわけじゃない。主人公とLとの頭脳戦なんて、読んでるだけでワクワクする。だけどね。
 この世界を楽しんでいられるほど、私はもう純粋じゃなくなっているから。(笑)

 悪人は消えてよし、かぁ。
 さっきも書いたけれど、それって、ある意味、とても素直な物の見方なんだよね。それができること自体が、ある意味、純粋。
 人を思う気持ち、ポジティブな気持ちの対極に、その想いはあって、それもまた人間の本質。だから、この漫画はこんなに人気が出ているんだと思う。今まで誰も敢えて形にしなかったことだから。それはそれで、いいと思う。ポジティブが正しくて、ネガティブが間違いだとは、私は思わないから。
 ただ……気がつかなくちゃね。本当の世の中は、そこまで単純なものじゃない、ってことに。

 私も昔は考えたよ。この世の中の人間なんて、みんなろくでもない。みんな死んでしまっていいような奴らばかりだ。人間なんて罪の塊、存在すること自体が計り知れない罪。だから、滅びればいい。そして、そう考える自分だって、やっぱり同じ人間だから、自分だって生きているべきじゃない。人間なんて大嫌い。人生なんて下らない。みんなみんな、死んでしまえばいい。私自身も、明日の朝に死んでしまっていればいい――。
 ……ふふっ。今のこの朝倉サンからは想像がつかないでしょ?

 「デスノート」を読んでいると、そんな昔の匂いを感じる。あの頃は、本気でそう思って、純粋にそんなことを願っていたっけなぁ。そんなふうに。
 でもね、人間も自分も、世界も人生も、そんな単純なものじゃない、ってのが、いつかわかってくるんだよね。
 いや……わからなくちゃいけないんだよね。人間として生きていきたければ。

 そんな時代を経てきているからかなぁ。人間がこんなに愛おしいのは。どんな人間にも、もしかしたら、一抹の"善"があるんじゃないか、そんなふうに他人を眺めて生きているのは。
 そんな自分を、自分で「お人好しだなぁ」と笑いながらも、でも、この生き方を改めるつもりもないんだ。

 人間は、そんなに単純なものじゃない。
 ほんとに、そう思うよ。

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