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2006年4月30日 (日)

十七歳

 兄ちゃんは高校2年生。誕生日が来れば17歳になる。
 朝食の後、台所に残っていた旦那に聞いてみた。
「17歳の時、あなたは何してた?」
「高校2年の時か……? 囲碁やってたな」
 ああ、そう言えば高校の時、囲碁が好きな友人や先生と囲碁同好会を作ったって言ってたっけね。
「私はね、高校2年の時、国語の先生の指導で県文学賞に詩集を応募してたよ。もちろん賞は取れなかったけど、最終選考までは残ったんだよ」
 考えてみれば、あの頃にはもう、今の自分にとても近い自分になっていた気がするなぁ。そして、ふと気がつく。
「その2年後には、あなたはもう、私と出会っているわけだよね。大学で。考えてみれば、けっこう早いよね」
「そういやそうだな。ただ知っているだけっていうことなら、人生の半分はもう、一緒にいるんだよな」
「長いよねぇ、私たちのつきあいも」
「そうだな」
 なんとなく、しみじみと旦那とうなずきあってしまう。


 県文学賞に応募した詩集のタイトルは、それこそ「十七歳」だった。
 そこに載せた作品に、こんなものがあった。

    「ハート」

   ぼくらのハートを叩いてみると
   クウキョ、クウキョと音がする。

 大人でもない、子どもでもない、とても中途半端な時代だった。先が見えなくて、自分自身も見えなくて、とてもあやふやで、だけど、自由で面白い時代だった。
 そして、その時間をくぐり抜けたところで、私は一生のつきあいになる人と出会った。……まあ、出会った当時は、まさかその人と結婚することになろうとは、夢にも思っていなかったけれど。(笑)

 人生なんて、本当に先は見えない。誰も、何も保証はできない。
 だけど、迷いの時代の先には、思いがけない出会いがあるかもしれない。それは恋人や伴侶とは限らなくて、人生の師だったり、大切な友人だったり、忘れられない人だったり。そんな人たちと出会っていく中で、ハートは次第にクウキョな音を忘れていったのかもしれない。少しずつ、からっぽだったハートの中に、何かを注ぎ込んでもらったのかもしれない。
 十七歳は、確かに不安定な時代。十七歳の凶行なんて言われてしまうことさえあるほどに、本当に危なっかしい時代かもしれないけれど。
 今、その時期のまっただ中にさしかかろうとする兄ちゃんを見るたびに、テレビや新聞でその年代の痛ましい事件を見るたびに、こんなことを考えてしまう。もうちょっとだけ、我慢してみたら? その先に、もしかしたら、何かが待っているのかもしれないから――と。

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2006年4月28日 (金)

「チョコレート効果CACAO86%」

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 先日の兄ちゃんの遠足の記事に書いた苦いチョコレートというのが、これ。明治製菓から出ている「チョコレート効果」。パッケージの数字が、チョコレートに含まれるココアのパーセンテージを表している。つまり、99%というのは、ほとんどココアだけ、ということ。成分表示を見てみると、原材料名の中に「砂糖」という項目はない。わはは。(^◇^;)

 せっかく買った「99%」を落としてがっかりしていた兄ちゃんだったけれど、遠足のバスの中で「72%」を友達と食べてみたところが「かなり苦かった! すごいビターなチョコレートの味だったよ」というので、食べずに残してきた「86%」を兄ちゃんと一緒に食べてみた。おお、確かに!
 さすがに99%と違って原材料名に「砂糖」もあるだけに、ほのかな甘みを感じる。でも、苦い。それから、こってりした舌触り。ふむ~。チョコレートというより、これは健康食品のノリかも知れない。体に良いというポリフェノール。それは欲しいけれど、これ以上、砂糖などのカロリーはいらない。そういう人が安心してポリフェノールを取るための健康食品。
 72%は食べられた兄ちゃん。でも、86%には続けて手が出ない。一方の私は、「カロリーはいらないけど、ポリフェノールは欲しい」派。喜んで残りをいただいてしまった。だって、1/4枚食べても100キロカロリーにならない。しかも、苦いから、とても一度に大量には食べられない。最近チョコレートを控えていた私にはありがたい♪
 そこへ旦那が帰宅。「まあまあ、食べてごらん」とひとかけら渡したら、それを口にしたとたん「うん!?」と目を丸くする。でも、旦那も食べられないことはない。いわく「チョコレートだと思って食うから、おやっと思うけど、例えばこれがコーヒーだと思えばなんてことないよな」。そう言われればそうね。旦那も私も、コーヒーはブラック派だし。
 そしたら、兄ちゃんがちょっと悔しそうに言った。「これが苦くて食えない俺は、やっぱりまだ子どもだってことかー」 あははは。ブラックコーヒーがまだ飲めない兄ちゃん。そうかもねー。

 写真のパッケージは、そういうわけで72%と86%は空箱。
 99%は、後から私が見つけて買ってきたものだけれど、さすがに、兄ちゃん、まだ開けようとしない。
 パッケージの表面にはこう書いてある。
 『非常に苦いチョコレートです。お口の中で少しずつ溶かしながら食べるか、甘い飲み物と一緒に召し上がることをおすすめします。』 
 うっわ~。どんなんなのか、ものすごく興味あるんですけどー。兄ちゃん、開けてみてくれないかなぁ。(笑)

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2006年4月22日 (土)

兄と弟

 今日は土曜日。兄ちゃんはいつもより早く学校から帰ってきて、今は同じ部屋の中でゲームなどやっている。
 昇平はパソコンでゲームをしながらも、兄ちゃんのゲームにもなんとなく興味があって、兄ちゃんが何か言うたび、ちょろちょろのぞきに行っている。

「何だ、このアイテムはー! 何の意味があるんだよ」と兄ちゃん。
「マイナスアイテムなの?」と、いっちょまえなことを言う昇平。
「プラスアイテムとは言えないけどなぁ」
「やっぱりマイナスアイテムだね」
「あのねー昇平くん、プラスでなきゃマイナスとは限らないんだよ。プラスでないときは、マイナスかゼロになるんだからな。これはゼロアイテムだ。え、わかるか、昇平?」
 早口でそんなことをまくしたてる兄ちゃん。もちろん、不機嫌になっているわけじゃない。そんなふうにたたみかけるような言い方で、昇平をからかっているのだ。でも、昇平のほうも慣れたもので、そんなちょっかいには知らん顔でまた自分のゲームに戻っていく。

 そんなやりとりが、なんとなく面白くて、兄ちゃんに聞いてみた。
「ねえ、弟ってかわいいかい?」
「そうだなぁ。けっこう、かわいいと思うことは多いかな。かわいくないことも多いけどさ」
 ははは。それが正直な気持ちだよね。
 でも、そうかぁ。やっぱり弟はかわいいんだ。しょっちゅうちょっかい出して、からかっているのも、やっぱり弟がかわいいからなんだよね。

 きょうだいって面白いよね。好きだったり好きじゃなかったり、かわいかったり、かわいくなかったり。相反する気持ちを同時に抱えながら、でも、しょっちゅう一緒にいる存在。
 君たちは六つも年が離れているけれど、でも、やっぱり、きょうだいがいて良かったんだろうね。
 これからもずっと、一番のライバル兼仲良しな二人でいてほしいなぁ。

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2006年4月21日 (金)

兄ちゃんの遠足

 兄ちゃん、今日は高校の遠足です。
 遠足と言っても本当に歩くわけではなく、例年、バスに乗って県北地区の大きな公園に行き、野外炊飯で豚汁や焼きそばなどを作って、クラスメート同士の親睦を深める……というものです。
 昨年の行き先は、梁川町の希望の森公園。あまりに近すぎるし、小学校時代からさんざん行っている場所なので、「俺は現地集合現地解散させてくれ~!!」と、ぶうぶう言いながらの参加でした。(でも、実際にはかなり楽しんできた様子) 今年は、やっぱり近場ではあるけれど、あまり行ったことのない場所で、まんざらでもないようでした。ただ、割と標高が高い場所なので、桜はまだ咲いていないことでしょう。希望の森公園だったら、今がちょうど満開だから、きっと見頃だったんでしょうけどね。
 昨日は雨がかなり降って、天気予報も今いちで、みんな心配しながら買い出しなどの準備をしていたようですが、朝になったら、なんとか雨は上がって天気は持ちそうです。良かった。

 兄ちゃんたちは特進科なので、本当に勉強勉強の毎日です。2年生になって、ますます厳しくなってきました。男の子も女の子も本当によくがんばっているなぁ、と感心するばかりなのですが、それだけに、こういうイベントになると、子どもたちはものすごく張り切ります。
 兄ちゃんも、昨日の帰り道に自分でスーパーに回って、"バスの中でネタに使う”チョコレートなどを買い込んで、ところが、「その中でも一番のものを途中で落としてきた!」とがっくりきていました。『カカオ99%』とかいう、まったく甘くないチョコレートだったらしいんですけどね。無糖のココアパウダーを考えれば味の想像はつくので、実際に食べては全然おいしくないと思うんですが、もっと甘いチョコレートと一緒に出して、「どっちかが甘くて、どっちかは苦いぞ」と、罰ゲームのネタにするつもりだったらしいです。(笑)
 まあ、それでもきっと、行きのバスの中から、みんなでおおいに盛り上がっていることでしょうけれど。

 高校生くらいになれば、クラス全体での活動にはあまり乗り気にならない子も出てきます。「今さらみんなで一緒なんて、かったりー! かっこわりぃー!」というわけです。
 でも、兄ちゃんたちは、勉強以外のことならなんでも本当に楽しそう。球技大会があったりすると、普通科のクラスをさしおいて大活躍するそうです。普段の鬱憤をこのときとばかりに発散するのね。(笑)
 そんな様子を見ていると、数は少なくても、こういう活動をひときわ鮮やかに心から楽しめる彼らは、案外幸せな高校生なのかもしれないなぁ、なんても考えます。

 何にでも、大変なこともあれば、おもしろいこともあります。その両方をしっかり体験しながら、あと2年間の高校生活を過ごしていってほしいな、と……直接の手出しはもう何もできなくなった母は、考えていたりするのです。 

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2006年4月18日 (火)

「デスノート」・3

 昨夜、帰宅後に一人で夕食を食べていたお兄ちゃんとの会話。

母「デスノート、2巻まで読んだよ」
兄「2巻まで? おもしろいでしょ?」
母「う~ん、おもしろいとは思うけど、お母さん自身としては微妙だな」
兄「あれはおもしろいよ。ああいうこと(死神のノートに他人の名前を書いて、その人物を抹殺すること)をやりたいって考えたことがない奴はいないと思うよ」
母「うん、いないと思う。だからあの漫画は人気出たんだよね。実際、お母さんだって君ぐらいの年にはそう思っていたし、お父さんも若い頃はやっぱりそう思っていた、っていうからね」
兄「お父さんが? どんなふうに思ってたわけ?」
母「学生時代には、人類なんて滅亡すればいい、って、ずっと思っていたってよ。それは結婚したときに聞いたの。でも、子どもが生まれてから考え方が変わったんだって。お母さんもそうだよ」
兄「お母さんも人間は滅亡すればいいって思ってたの?」
母「思ってたよ。(笑) 人間なんて全部死んでしまえばいい、ってね」
兄「どうして?」
母「だって、人間なんてくだらないもん(笑)」
兄「……お母さんはその時、自分も死んでしまっていいって思っていたわけ?」
母「思ってたよ。明日の朝にでも、死んでいればいいって思ってたわね。でもね、お父さんもお母さんも、君たちが生まれてから変わったんだよ。世界なんて、自分たちの代で滅んでしまえばいい、って思っていたんだけど、君たちが生まれたら、せめて、君たちが人生をまっとうするまでは、この世界にちゃんと残っていてほしい、って思うようになったんだよね――」

 遠い遠いあの時代。純粋に人の悪と善を見つめ、人間の生き様や社会を眺めていたあの時代。あの頃に読めば、「デスノート」もおもしろかったかもしれない。
 でも、今は、くだらなくても、醜くても、それでも人には生き続けてほしいと思うし、世界も存続していてほしいと思う。
 我々にそんなふうに思わせていったのは、他でもない、君たち子どもなんだよね……。

 そんなふうにして、人間は、世界は、続いてきたのかもしれないなぁ、とも思うよ。

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2006年4月17日 (月)

「デスノート」・2

 引き続き「デスノート」2巻を読破。ついでに、ぶっとんで10巻をちらちらと。
 ……だめだ。やっぱり読み続けられない。(苦笑)

 おもしろくないわけじゃない。主人公とLとの頭脳戦なんて、読んでるだけでワクワクする。だけどね。
 この世界を楽しんでいられるほど、私はもう純粋じゃなくなっているから。(笑)

 悪人は消えてよし、かぁ。
 さっきも書いたけれど、それって、ある意味、とても素直な物の見方なんだよね。それができること自体が、ある意味、純粋。
 人を思う気持ち、ポジティブな気持ちの対極に、その想いはあって、それもまた人間の本質。だから、この漫画はこんなに人気が出ているんだと思う。今まで誰も敢えて形にしなかったことだから。それはそれで、いいと思う。ポジティブが正しくて、ネガティブが間違いだとは、私は思わないから。
 ただ……気がつかなくちゃね。本当の世の中は、そこまで単純なものじゃない、ってことに。

 私も昔は考えたよ。この世の中の人間なんて、みんなろくでもない。みんな死んでしまっていいような奴らばかりだ。人間なんて罪の塊、存在すること自体が計り知れない罪。だから、滅びればいい。そして、そう考える自分だって、やっぱり同じ人間だから、自分だって生きているべきじゃない。人間なんて大嫌い。人生なんて下らない。みんなみんな、死んでしまえばいい。私自身も、明日の朝に死んでしまっていればいい――。
 ……ふふっ。今のこの朝倉サンからは想像がつかないでしょ?

 「デスノート」を読んでいると、そんな昔の匂いを感じる。あの頃は、本気でそう思って、純粋にそんなことを願っていたっけなぁ。そんなふうに。
 でもね、人間も自分も、世界も人生も、そんな単純なものじゃない、ってのが、いつかわかってくるんだよね。
 いや……わからなくちゃいけないんだよね。人間として生きていきたければ。

 そんな時代を経てきているからかなぁ。人間がこんなに愛おしいのは。どんな人間にも、もしかしたら、一抹の"善"があるんじゃないか、そんなふうに他人を眺めて生きているのは。
 そんな自分を、自分で「お人好しだなぁ」と笑いながらも、でも、この生き方を改めるつもりもないんだ。

 人間は、そんなに単純なものじゃない。
 ほんとに、そう思うよ。

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「デスノート」

 今、大人気の漫画「デスノート」。噂は聞いていたけれど、昨日、お兄ちゃんが「面白いんだよ」と言いながら、コミックスを全巻買ってきてくれた。
 で、1巻を読んだ。
 ……ふーん、なるほど。こういうお話でしたか。

 いや、内容はお兄ちゃんから聞いていたから、だいたいわかってはいたのだけれど。実際に読んでみると。
 なるほどねぇ。
 としか言いようがなかったりして。

 おもしろくないわけじゃないですね。むしろ、非常におもしろい。興味深い、と言ってもいいかな。
 ただ……これって、ずっとこの路線で行くわけ? まだ1巻しか読んでないからわからないんだけど。
 詳しいコメントは、やっぱり全部読んでからだろうなぁ。そうでなければ語れないもんね。
 でも、そうね……お人好しで、なんだかんだ言いながらも人の善い部分を信じたがっている朝倉サンとしては、少々読むのがつらいかもね。(笑)

 悪人をすべて悪だと信じていられるのは、ある意味幸せなことかも……しれないなぁ。
 と思った。

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2006年4月16日 (日)

見違えたー!

 つい今し方、行きつけのスーパーに買い物に行って、新しいバイトの兄ちゃんが立つレジに並んだんですが。
 バイトの兄ちゃん、私の顔を見たとたん、「あっ、どうも」と挨拶をしてくる。 え? え?? 私がとまどっていると、「○○君のお母さんですよね?」とお兄ちゃんの名前を言う。ってことは、お兄ちゃんの同級生か? 名札を見ると、えーと、この名字は……。
 「もしかして……△△君?」と長らく考えてから、おそるおそる聞いてみると、「いえ、□□です」。あ、そうかー。同じ姓の同級生はもう一人いたっけ。
 誰だかわかってほっとした一方で、その変身ぶりというか、成長ぶりに目を丸くしてしまった。そういえば、彼をまともに最後に見たのは、小学校を卒業するとき。あれから丸4年。もう高校2年生だもんねぇ。背はすらりと伸びたし、顔は……あのころからかわいい顔をしていたけど……いやぁ、見とれるほどハンサムになっちゃって。こんな美形のお兄さんに親しく話しかけられることなんて滅多にないから、おばさんは思わずドキドキしてしまったわよ。(爆)

 常連さんはご存じの通り、私は人の顔や名前を覚えるのが極端に苦手。そこへもって、成長期の子どもとなると、3,4年会わなかっただけで別人のように変わってしまうから、全然わからない。うちのお兄ちゃんだって、毎日少しずつ成長しているからなんと言うこともないけれど、小学校卒業時から比べれば、本当に背も伸びたし、顔つきも大人っぽくなってしまった。……残念ながら、□□君みたいなハンサムではないけれど。(笑)
 子どもから大人に変わっていく時期。見た目も変わるけれど、中身もまた変わっているんだよね。
「○○君はどこの高校に行ったんでしたっけ? ……えー、すごいですよね。ぼくにはとても無理ですよ」
 そんなヨイショがさらっと言えて、さらに次のお客さんが並んだのを見て、にこやかに「ありがとうございましたー」と言えるんだから、いやはや、まったく。
 大人になった彼らが、本当にまぶしく思えたひとときでした。

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2006年4月15日 (土)

洗濯機

 洗濯機を買い換えました。
 前の洗濯機は4年くらいしか使わなかったので、早い買い換えでした。

 そもそもは、洗濯機に水を取り入れる蛇口が、古くなって水漏れを起こしたのがきっかけでした。洗濯していない間にも水がちたちたと漏れていて、気がついたら洗濯機の下が水浸し。あわてて蛇口の元栓を閉めて、洗濯機を動かして、下の水を拭いて……元に戻したら、洗濯機そのものから水漏れが始まりました。動かした衝撃が原因だったんでしょうが、修理の人を呼んでも、すぐにはどこが原因かわからないから、工場に運ばなければならない、という話。
 ものは洗濯機ですからね。洗濯は毎日、しかも、一日に二度も三度も回すこともあるのだから、一日だってないと困ります。もとから少々難があった洗濯機だったので(買った当初から故障が多くて、すすぎもあまりきれいにできなかった)、これを機会に買い換えることにしました。
 新しい洗濯機は翌日届きました。今度のはシャープの製品です。全回の洗濯機は、たまたま「ハズレ」に当たっていたんだと思うから、今度の洗濯機は長持ちしてくれますように。

 今度の洗濯機は、乾燥機付きというわけではないけれど、室内干し用に簡易乾燥ができるようになってます。銀イオンで洗濯物をコーティングして抗菌効果もできます。前回、洗濯機を買ったときには、こんな機能はあまり一般的ではなかった気がするのだけれど。
 それだけフルタイムで働く主婦が増えて、夜や早朝に洗濯して室内に干しておく、という家庭が多くなったんだろうなぁ、と考えました。日光消毒できないぶん、イオンで消毒を……という発想になるのかも。そうそう。洗濯機の音も以前に比べれば、格段に静かになりましたね。これもそういう現代の洗濯事情を反映していると思います。炊事洗濯といった日々の家事は、確実に変化しつつあるようです。

 さて、そろそろ二度目の洗濯が終わった頃だわ。様子を見に行ってみようっと。

 

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2006年4月13日 (木)

疲れたぁ

 今日の午前中、親の会の支部例会がありました。
 本当なら学習会やら今年度の活動方針の打ち合わせやらする予定だったのだけれど、なにしろ年度始め。都合の悪い会員が大勢で、ほとんどの予定は次月に回りました。
 で、代わりに会員同士の情報交換に花が咲いたわけで、これはこれで非常に充実していたんですが、帰宅してみたら、自分でも意外なくらい疲れ果てていました。何故だろう? 別に私は頭を使うようなことも、何か苦労するようなことも全くなかったのに。いくら考えてもわからない。ただ、とにかく疲れて眠くて、ぱたっと横になったらいつの間にか寝ていて、携帯のアラームで目が覚めました。万が一を考えて、昇平のお迎えの時間にセットしておいたのです。やっておいて良かった……。

 最近、時々、自分の体力の衰えを感じます。昔はもっと元気だったと思うんだけどね。まあ、年齢が年齢だから、自然な流れではあるのだろうけれど。気持ちに体がついていかなくなってきているのに、ちょっと驚かされます。今も相当眠いです。体が「無理するな~。休めよ~」と言っているみたいです。

 ……と、ここまで書いて、はたと気がつきました。
 今日はいきなり暖かい!
 今までどんなに上がっても18℃くらいだった気温が、今日は24℃もあります。昇平も今日は帰宅してから「暑いからこの格好でいい」と言って、ポロシャツ一枚でいます。
 私は毎年、急に気温が上がったときに体調が崩れます。急激な温度変化に体がついていかないんですね。そうだぁ。これが原因だぁ……。意識はしていなくても、体は正直なのだわ。
 まあ、この脱力状態、私はほんの一日か二日で平気になるので、大したことはないんですけどね。

 この暖かさで、福島の桜は一気にほころび始めています。
 なかなか暖かくならなくて、じりじりと待っていた人たちも多いので、この週末には大勢の花見客がどっと繰り出すことでしょうね。
 あー、春だなぁ……。 

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2006年4月 9日 (日)

非合理的?

 旦那の車は通勤だけでなく、借り上げ車になっていて仕事にも使っているので、走る距離が半端じゃない。製造後14年経っていることもあって、走行距離はすでに24万キロを越えた。それでも、エンジンや足回りにまったく問題はなく、ただ、塗装が傷んできたのでボンネットを交換したり、ターニングベルトを交換したり……という程度のメンテナンスですんでいる。あ、左ウィンカーが時々うまく作動しなくなるのと、後ろのドアロックが自動的に外れなくなっているって問題もあるか。でも、肝心の「走る」機能にはまったく支障が出ていないんだから、さすがはト○タ車と言うしかない。
 でも、ここに来て、さすがに車の買い換えを考える時期になってしまった。冬タイヤが限界なのだ。今はいているスタッドレスを夏場にはきつぶして、秋には新しい冬タイヤを購入しなくてはならない、と言う。さらに来春には車検も来る。いくら頑丈な車とはいえ、14年以上も経っているから、いつ急に壊れてもおかしくはない。やはり、冬を前に買い換えることを考えなくちゃいけないなぁ、という話になった。

 でも、それだけの話をしたあとで、旦那がぼやいた。
「金さえあればなー。この車をしっかりメンテナンスして、最後まで乗ってやるんだが」
 それがいかにも旦那らしくて、思わず吹き出してしまった。金さえあれば、今すぐもっといい車に買い換える、じゃないんだよねぇ。
 すると、旦那が聞き返してきた。
「そう思わないか?」
 うーむ、思わないかと言われましても……。(笑) いかにも男の人らしいセリフだと思うわよ、それ。
 男の人って、一見合理的なようで、実はかなり非合理的な存在だと、私は思ってる。本当はこうした方が得だ、とわかっていても、自分の好きなこと、こだわりのものに関しては、あえて、損なこと、大変なことを選んでいったりするするんだよね。
 それを旦那に話したら、旦那が言った。
「男は機械に思い入れしやすいんだよ。でもな、非合理なのは女性だって同じじゃないのか?」
 そうねー。ただ、女性の場合は対象が違うよね。女の人は、やっぱり生きているものに気持ちを寄せやすい。子どもとかペットとか植物とか……。そういうものが対象になれば、無駄に見えようが非合理的だろうが、やっぱり一生懸命になっちゃうもんね。
 男も女も、実は非合理的。それが人間ってヤツなのかしれないねぇ。

 でも、一家の家計を預かる身としましては、秋の車交換をにらんで、合理的にそろばんをはじいていかなくちゃいけない。新車なんてとても手が出ないから、手頃な値段で、丈夫で壊れにくい中古車を見つけなくちゃ。旦那の職場で車の斡旋をしてるから、早めに声をかけて、探してもらわなくちゃね。

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2006年4月 7日 (金)

ここでない場所

 ここでない場所に行きたいのは
 君よりも、本当はこの母かもしれないよ。
 この母よりももっとそう思っているのは
 君の父かもしれないよ。

 ここでない場所にいたときの
 楽しい記憶があるだけに
 それだけにつらいこともある。
 それだけに苦しいこともある。

 それでも君の父と母が
 この場所に居続けるのは
 そこに君たちがいるから。

 君たちを守るため
 君たちを育てるため
 君の両親はここにいるんだよ。

 君にはいつかここを巣立てる権利がある。
 その自由は、誰にも奪うことはできない。
 本当にそうしたいと思うならば
 いつかここを飛び立っていけ。

 君の父も母もそんな君を止めはしないから。
 両親が飛べなかった空へ羽ばたいていけ。

 美しく青く、冷たく厳しいあの空へ。

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2006年4月 6日 (木)

簡単デザート「ジュースのゼリー」

 今日から昇平も新学期。ところが入学式のために1校時で下校になったものだから、本人はまだ春休みの延長気分でいる。宿題も出ていないものだから、パソコン、お絵かきとやりたい放題。
 そんな中、春休みのお気に入りのリクエストも出てきた。
「お母さん、今日もデザート作りしよう。ゼリー作ろう」
 そう。この春休み、昇平はお手軽デザート作りに凝っているのだ。作り方はホントに簡単なので、レシピを載せてみる。

「ジュースのゼリー」

【材料】
好みの缶ジュース・・・1本
ゼラチン・・・大さじ1と1/2
水・・・1/2カップ
砂糖・・・大さじ3

【作り方】
1.水にゼラチンをふりいれて、ふやかしておく。
2.缶ジュースを鍋にいれて砂糖を加え、火にかけて砂糖を溶かす。
3.砂糖が溶け、指がやっと入れられる程度の熱さになったら火から下ろす。
4.1のゼラチンを入れて溶かす。
5.水で濡らしたゼリーカップに注ぎ分けて、冷蔵庫で冷やす。  以上!

材料をそろえた後は、わずか5分程度の作業で終わってしまう。冷やす時間も1~2時間でOK。思いついたら、昇平と一緒にパパッと作って、食後のデザートに楽しむ・・・と行きたいけれど、実際には固まったそばから昇平が食べてしまうから、食後には皆に行き渡るほどには残らない。
ジュースはもっぱら、もらいもののリンゴジュースやオレンジジュース、グレープジュースを使っているけれど、サイダーやコーラなんかで作っても面白いかも。 あ、でも、炭酸入りのジュースでもゼラチンって固まるんだっけか?
一手間かければ、フルーツのカンヅメ入りのゼリーなんてのも作れるだろう。ああ、それから、加える砂糖の量は、ジュースの甘さによって加減してくださいませね。

子どもと作るおやつは、ケーキやパンやクッキーなどの凝ったものにするのも面白いけれど、こんなふうに、思いついた時にパパッと作れるものもいい。単純この上ないんだけれど、案外、子ども自身でできる作業が多いから、子どもにしてみれば逆に作り甲斐があるみたい。
春休みは終わるけど、新一年生はしばらくは帰りの早い日が続くのだろうし、この後、週末もGWもあるから、そんなとき、思いついたらお子さんと一緒に簡単デザート作りはいかが・・・?

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2006年4月 4日 (火)

まいったなぁ

心の中がザワザワザワ・・・。
ざわめいていて、落ち着かない。

たまになるんだ。こんな感じ。今日のように空がぽっかり明るく晴れた日に多いかもしれない。家の中にじっとしていられない感じになるんだよね。
庭では梅が盛りを回り、暖かい日の中で、緑が動き出している。新芽たちもザワザワザワ。音には聞こえないけれど、やっぱりざわめいているような気がする。

私も動き出したい。走り出したい。だけど、行く先がない。
当てもなく走るわけにもいかず、落ち着かない心を抱えて家にじっとしている。でも、何をやってもまとまらないんだよね・・・。
明るすぎる春の日は罪作り。ただ気持ちばかりをあせらせる。

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2006年4月 2日 (日)

いそがし、いそがし

忙しい日が続いて、ブログの更新が少々停滞中です。町内会の役員の引き継ぎ、小学校の離任式、学童のお別れ会、一泊だけど実家にも帰省してきたし・・・。
これから、今度は昇平の古い教科書やノートやプリント類を整理して、新学期に備えて学用品や制服のチェックをしなくてはなりません。彼もだいぶ背が伸びてきて、制服のズボンがもう短くなってしまったんですよね。あ、お兄ちゃんも、新しいローファーを買ってくれ、って言っていたんだわ。えーと、あとは何を準備しなくちゃならなかったっけ? そうそう、新学期前に昇平を床屋に連れて行って・・・あー、そう言えば、明日は新しいクラス編成の発表もあるんだわ! お兄ちゃんは明日からまた学校だし。
というわけで、ブログに書きたいネタはいろいろあるのですが、今はまだそれを書いている時間がありません。あまり古くならないうちに文章化したいと思っていますが。

春休みはやっぱりあわただしいですね。
就職や職場の異動等で新しい生活が始まる方たちも大勢いらっしゃることでしょう。慣れるまでは大変だけど、体と心が疲れすぎないように気をつけながら、4月を乗り切っていきたいですね。
こちらでは、桜は今月10日に開花の予報です。

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