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2006年1月20日 (金)

しつこいセールス電話

昨夜の9時過ぎ、ちょうど昇平を寝せようとしていたところへ電話がかかってきた。「○○くんのお母様でしょうか?」と若い男性がお兄ちゃんの名前を言う。某進学塾の勧誘だ。「はい」と答えると、一方的に集中講座のお勧めを始めた。

・・・と、ここまではよくある話。時間はちょっと非常識だけれど、この手の電話はしょっちゅうかかってくる。
「大学に現役でぜひ合格するために!!」セールスマンが力説する。
でもねぇ。うちのお兄ちゃん、電車通学している上に勉強がものすごく厳しくて、部活をする時間も、遊ぶ時間さえろくにないんだけれど。親が情報に疎くて、よく知らないままバリバリの進学校に入れてしまったものだから。(苦笑) 
毎日学校から出される課題をこなすだけで精一杯。夏休みも冬休みも春休みにも、めいっぱい補講が入る。
それでも、本人がその学校でがんばろう、がんばりたい、と考えているから、親としては「がんばれ」と応援しているし、プレッシャーに負けずに努力していく精神力が身についていくだろう、とプラスに解釈するようにはしているけれど、はっきり言って、これ以上の勉強をお兄ちゃんにさせるのは無理。精一杯のところにさらに注ぎ込んだら、絶対に容量オーバーになって倒れてしまう。
だから、私は家ではもう絶対にお兄ちゃんに「勉強しろ」とは言わない。帰ってきたら、とにかく家は「休む場所」「リラックスする場所」。親としては休養と栄養に気をつけてあげることしかできない。それさえ、しょっちゅう朝食を抜いて登校するから、母親としては気が気ではないのだけれど。
最近は、お兄ちゃんの学校もその筋で有名になってきたようで、学校名を挙げるだけで「あー、大変ですね。がんばってくださいとお伝えください」と言って電話を切るセールスマンも増えてきた。それはそれで、おもしろい反応なのだけれど、進学塾も一目置くほどの猛勉強ぶりなのかと思うと、親としては心境は複雑。だってねぇ、私自身も旦那も、「勉強一筋」「有名大学入学命」なんてタイプじゃ全然ないんだもの。

さて、昨夜電話をかけてきたセールスマン。こちらが「学校の勉強が厳しくて、とても余裕はありませんから」と言っているのに、しつこく食い下がってくる。どこの学校ですか? と問われるので学校名を言うと、「その学校から○名の枠を準備して、特別講座を予定しております」と来た。ははーん。しつこいと思ったら、学校を承知の上で絞り込んでのターゲット勧誘だ。大学に現役合格するためには、ぜひうちのシステムを・・・とさらにまくしたてる。
あのね~、だから、こっちはお兄ちゃんにそんな余裕はない、と言っているでしょうが。
それに、その若い男性の声に聞き覚えがあった。前にも電話をかけてきて、やっぱり断ったことがある人だ。こちらがまともに話を聞かなかったものだから、ムキになっている節もある。
とても相手にはしていられない。こちらはもう寝ようとしていた時間のわけだし。
「下の子を寝かしつける時間なものですから」と言うと、
「お母さん! ○○君が大学に合格できるかどうかという重大なことと、兄弟の寝る時間と、どちらが大切だと言うんですか!?」
と怒鳴ってきた。だ~めだこりゃ。
「・・・・・・失礼します」
まだ何かわめき続けていたけれど、静かに言って電話を切った。

すると、その直後に電話が鳴った。無視して昇平を寝かしつけに行ったら、おばーちゃんが電話を取った。案の定、先の若いセールスマンからで、おばーちゃんを私と勘違いしてさらにしつこく勧誘を続け、とうとう切れたおばーちゃんと最後には喧嘩になったらしい。


とまあ、これが昨夜の騒動の顛末。
ほんと、何を考えているんだろうなぁ、と思う。
セールスの基本も教育産業に携わる者の基本も、まるでなっていない。
相手のニーズ、相手の関心とするものをキャッチして、それに合わせて自社の商品(集中講座のようなものだって、やっぱりそこの『商品』)をお勧めするのがセールスでしょう? お客様があってこその販売なのだから。
お客様のニーズを無視して、一方的に商品を勧めるようなやり方は、それはただの「押し売り」です。
教育産業としての基本は、ましてできていない。なんのための勉強? 誰のための大學受験? 現役合格がそれほど良いものか? 有名大学でなければ、そこに入学することも、勉強をすることも、意味がない? そ~んなバカな!(爆)
大事なことは、「どこの学校に入るか」じゃない。「そこで何を学んでくるか」なんだから。大学に行っていなくても、社会という大きな学校で、素晴らしい勉強を続けている人たちは、世の中に大勢いるじゃない。
本当の教育ってのはね、大学に合格することなんかじゃありませんよ。

きっと、かのセールスマン君は、有名大学に一発で合格してきたようなエリートなんだろうなぁ。
今まで、自分の言うことはなんでも聞いてもらえたし、なんでも自分の思い通りにやってこられたんだろうなぁ。
だから、自分の話を聞いてもらえなくて激怒して、またすぐに電話をかけてきたりしたんだろう。・・・セールスマンにあるまじき行為なんだけど。(苦笑)
おばーちゃんの話を聞くと、どうやら、お兄ちゃんの高校をけなしてけなして、「そんな甘い考えでは大学には合格できませんよ!」と連呼して、ほとんど脅すような状態だったらしい。
おばーちゃんには申し訳なかったけれど、そんな電話は取らなくて良かったと思った。
こちらがいくら話をしても、そういう人には通じないものね。相手の話を聞こうという姿勢がまるでない。いくらセールスでも、そこは見失っちゃダメですよ。売り手が自分の面子にこだわってもダメです。

だけど、そういう電話をよこすのは、この人ばかりではない。しつこい勧誘や一方的な売り込みの電話は本当に多い。
もっとスマートで、「あ、それには興味があったんです。もっと詳しく話を聞かせてください」と言いたくなるような、そんな気持ちの良いセールスの電話って、かかってこないんでしょうかねぇ。
・・・んー、やっぱり無理か。(苦笑)


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コメント

今日の日中、また同じところ、同じセールスマンから電話がかかってきました。
今回は割とあっさり引き下がったけれど
名前と進学塾の名前をしっかり控えたのでネットで検索したら
とある有名どころの進学塾の名前によく似せた
まったく別のところと判明。
しかも、塾ではなく
非常にしつこい電話勧誘で子どもや親の不安を煽って
高額の学習教材をかわせる悪質な業者と判明。
やっぱりね~。
どう聞いてもまともなセールスや教育関係者じゃなかったもの。

うちはまったく引っかからなかったけれど
もしかしたら、この後も押したり引いたりの揺さぶりをかけて
教材をかわせようとするのかも。
・・・無駄だってば。(笑)

他の方たちも引っかかってしまわないように
その悪徳セールス教材屋の名前をさらしておきましょう。
「大学入試指導Center教務課 YOKOTA」と名乗っていました。
本当にしつこいです。
最低。

投稿: 朝倉玲 | 2006年1月20日 (金) 21:34

子どもが中学に上がる前、いろんなとこから電話はかかるわ、勝手に家まで訪ねてくるわ、応対がめんどくさかったです。電話は家人が絶対にいると思われる夜の6~9時にかかるんですよね。

ネットで家庭教師や塾のことを調べたら、ランク付けされた一覧表があって、それを見てると電話や訪問を一方的にするとこは、良くないみたい。玲さんが書いてられるように、学習教材を売るのがまず目的の場合が多いんですって。

学生(らしき人)が電話をかけてくるのも、家庭教師派遣会社に登録して自分でかけてるみたいで、電話に出たとたん、「私は○○大学(有名国立大学の名)です!」と自信満々に言われた日には、ムカッときて、「それが何ですか?」と答えてやりました。有名国立大の学生を家庭教師にと望む家庭が多いからでしょうかね~。

地図を持って学生が訪ねてきたこともありますよ。どうも小学校の名簿が出回ってるのか、「○○小学校ですよね? 今、△△さん(子どもの同級生)のとこにも行ってきたのですが、・・・」と、そこから△△さんのお稽古事やらの個人情報をペラペラしゃべるので、ちょっと叱ってやりました。DMくらいならいいとして、電話と訪問は困ります。

投稿: みっき | 2006年1月20日 (金) 23:54

そうそう。子どもが中学に上がるときが一番うるさかったわ。
毎日のようにあちこちから電話がかかってきたり、訪問があったり。
中学3年のときもうるさかった。受験対策進学塾とか夏期講習とか。

ただ、その中でも人によって、こちらの印象は変わりましたね。
みっきさんも言っているとおり、一方的な人と、いかにも学生とわかる人は、それだけでボツ。
一方的な人は、とにかく売りつけたいだけだから、全然信用する気になれないし
あまりにも学生っぽい人は、マニュアルどおりで(しかも、それも完全にはやれてないし)、突っ込むとあっという間に底がつく。

案外印象がよかったのは、地元で学習塾を開いている講師が、自分たちで勧誘の電話をかけてくるもの。
しつこくないし、いかにも先生という雰囲気があって、誠実な感じがグッド。
うちはいろんな理由から高校受験に塾通いはさせなかったけれど
もしやらせたら、きっと、ああいう勧誘のところを選んだわねー。

電話は顔も見えないし、直接接することもできないけれど
かなり雄弁に「その人」を伝えるものだなぁ、とつくづく思いますね。
大人になったら自分の「顔」に責任を持て、というのを聞いたことがあるけれど
自分の「声」にも責任を持つべきなのかもね。

投稿: 朝倉玲 | 2006年1月21日 (土) 09:54

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