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2005年12月18日 (日)

月の雪

一日降り続いた雪がやんで
蒼い夜空に月が出ました。
光はさえざえと夜を照らして
雪を月の色に変えました。

凍った雪が靴の下で
かすかな音をたてて沈みます。
月の崩れる音が響きます。

冷え切った夜の中
月の光を浴び 月の雪を踏み
私はここに立っています。
たったひとり、さえざえと。

吐く息も、光の中 月の色に染まって
凍りついたその中には
私の生命も凍りついていて。

音もなく ひそやかに
息は月の光とまじりあい
雪の上に降りそそぎ
雪に中に紛れていきます。

そして、いつか私が去った時
雪の上にはさえざえと
私の足跡だけが残るのでしょう。
月の光に照らされて。


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