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2005年11月 8日 (火)

「将来、結婚なんてできないと思う」

障害児の親同士で話していると、時々聞くセリフにこれがある。
「将来、この子は結婚なんてできないと思うわ」
悲観しながら、あきらめながら、何人もの親がこれを口にするのを聞いてきた。嘆く口調だったり、皮肉に笑うようだったり、妙に冷静だったり、言い方は様々だったけれど。
私も、将来、昇平は結婚するのかなぁ、と考えることはある。結婚するかどうか怪しいものだし、しても、さて結婚生活を維持できるかどうか・・・。

でも、いつも、すぐにこんなことが浮かんでくる。
このご時世、別に障害がなくたって、結婚できない人たちはいっぱいいる。障害どころか、性格も経済状態も、別に何も問題らしい問題はないし、縁さえあれば結婚する気持ちだってあるのに、結婚していない人たちは、本当に多い。
結婚したあと離婚して、今は独身の人たちだってたくさんいる。
私の友人知人にも親戚にも・・・ホントに大勢。
だとしたら、「障害児だから」結婚できない、と考えるのは、もうおかしいんじゃないかしら。
障害があろうとなかろうと、結婚できる時にはできるだろうし、結婚できない時にはできないんだろうから。
そもそも、「結婚しなくちゃいけない」なんて価値観自体が、もう古くなっていると思う。勝ち組? 負け犬? それって、なぁに? 何が勝ちで、何が負けなんだろう。
「王子様とお姫様は結婚して、末永く幸せに暮らしました。めでたしめでたし。」は昔話のお約束だけれど、現実の結婚がそんなものじゃないことは、結婚している人ならみんな知っているのにね。どうして、我が子にはそんな夢を見ようとするんだろう。

もちろん、結婚できるのなら、した方がよいとは思う。結婚してみなくちゃ結婚は経験できないから。って、当たり前だけど。
でも、結婚しなくちゃいけない、結婚はなにより大事だ、なんては私は思わない。
結婚なんてしなくても、人間はちゃんと生きていけるもの。
それよりも、「将来、ちゃんと生きていける人間に育つ」ことのほうが大事だと思う。
生きるのに必要なスキルを身につけさせること。人の中で暮らしていけるように、他人を信じ、協力できるような心を少しでも育てること。自分の持つ力を少しでも就労につなげられること。その自信を育てること。そして、自分に必要な手助けを、周りへ求めていける力を育てること。親がいなくなった後も生きていけるように。
これって、障害があるなしに関係なく、子どもを育てる基本なんだと思う。
そして、そうやって生きていって・・・
運が良くて、縁があれば、きっと結婚だってできるかもしれないさぁ。(笑)

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コメント

私、変なこと考える時ある。

親ばかなので息子がハンサムに見える。
磨けばジャニ○ズにいても違和感がないような子になるんではないかと。
ほんと、親ばかです。

そういう息子に仕事ばりばりしている娘さんがひとめぼれしてくれて
結婚してくれちゃったらいいな、なんて。

そうなったら困らないよう、息子にはりっぱな主夫になれるよう家事一般をできるようにさせなくては。

なんて思ったり・・・。

こんな夢をみさせてもらえる私って幸せなんだなあと思う。

まあ、夢は夢だから。
親だもん、夢をみるくらいいいでしょ。って感じかなあ。

私は結婚してもしなくても子供たちが自分の居場所を見つけることができればいいなあと思ってます。

投稿: さとか | 2005年11月 9日 (水) 11:16

>私は結婚してもしなくても子供たちが自分の居場所を見つけることができればいいなあと思ってます。

うん。
本当に、私もそう思ってます。(*^_^*)

投稿: 朝倉玲 | 2005年11月 9日 (水) 11:27

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