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2005年11月18日 (金)

想いを載せる

「フルート・2」が完結して、感想が集まり始めている。好評・・・らしい。(笑)

今回一番嬉しかったのは、私自身が悩んで考えて、その結果として「私はこれをこう書きたい」と決めて書いた部分を評価してくれる人が多かったこと。このブログの「創作」のカテゴリー内を見直しても、ずいぶん悩んだのが自分でわかる。対象年齢のこと、表現方法のこと、文章の長さのこと。そのたびに、誰かがレスしてくれて、それを聞きながら、また自分で考えて書いて・・・。
小説なんてものは、自分自身ではその善し悪しは本当にわからない。自分では面白いと思っていたって、単なる自己満足かもしれないのだから。だから、感想が聞きたい。反応が知りたい。だって、私は文章を通じて、私自身の想いを伝えていきたい、とずっと願っているから。

この年になって、なんて青臭いことを言っているんだろう、と自分でも思う。(笑) でも、これが私の本音だからしかたない。
私は話すのがあまり得意じゃない。話せないわけでは決してないけれど、自分が思うこと、心に感じているものを、ことばで言い表すのは、とても難しい。ことばにしたとたん、伝えたかったこととは違ったものになっていってしまったり、話題自体がどんどん移り変わってしまって、本当に言いたかったことを言わないままに、その話題が終わってしまったり。
だけど、伝えたい。聞いてもらいたい。
そんな想いを載せられる場が、私にとっては「小説」だから。
読んだ人に想いが伝わったかどうか、私が感じたことを受け止めてもらえたかどうか・・・その様子を知ることは、絶対に必要なことなのだ。だって、私は自己満足のためにひとりごとをしゃべりまくっているわけじゃないのだもの。それだったら、わざわざ作品を公開することなんて、ないんだもの。

本当に私が言いたいことを表現するには、私には長い文章が必要になる。たくさんの会話、登場人物たちの行動、事件やエピソード・・・そんなものの中に想いを織り込むのが、私の書き方だから。
難しいことばや漢字も出てくる。小さな子には理解しにくい場面もあるだろう。だけど、私には、この書き方をするのが一番私の想いを伝えやすいから、あえてそれを改めたくはない。もちろん、読みにくさやわかりにくさは変えていきたいと思う。私自身、まだまだ研鑽を積まなくちゃいかない、と切実に思っている。
だけど、自分のこの書き方を変えてしまおう、とはもう思わない。これだけは、今回本当に心から思った。これが、私の書き方、私のスタイルなんだ、と。

抽象的な話になってしまっていて、申し訳ない。趣味で書いているくせに、こんなに大まじめに語るな、と笑う人もいるだろう。そう、その通り。小説というのは、作品がすべて。こんなふうに、舞台裏を見せてしまうのは反則だろうと思う。
でも、一度だけ、語っておきたいのだ。笑われたっていいから。あきれられたっていいから。

私はこれからも、この書き方で、私の想いを人に伝えていきたい。
それは必ず物語の中に織り込まれるべきもの。一つのストーリー、一つの物語を通して、それを楽しんで読みながら、いつの間にか読んでいる人に伝わっていくべきもの。
それができる作品を、私はこれからも書き続けたいと思っている。


今回、もうひとつ嬉しかったのは、何人もの子どもたちがこの物語を楽しんでくれていた、とわかったこと。
自分で読む子、大人に読んでもらう子、簡単なオリジナル版の方を楽しむ子、難しく長くなった改訂版の方を読み込む子、それぞれにスタイルはいろいろだけど、でも、「フルート」の物語を一緒に楽しんでくれているらしい。
これは、本当に嬉しかった。だって、子どもたちは嘘がつけないから。面白ければ読むし、面白くなければ読まない。ただそれだけのことだから。
大人の人から感想をもらえるのはもちろん嬉しいし、とても深く鋭い洞察をしてくださる方もいて、心からありがたいと思っている。でも、それと同じくらい、子どもたちのたった一言の感想や反応も嬉しい。その子たちが「おもしろい」と目を輝かせてくれるのが、本当に、なによりのご褒美のような気がする。
読んだ人が目を輝かせて楽しんでくれるような物語を、これからも書き続けたいな、と心から思う。


・・・やっぱり、ちょっと語りすぎたかもしれない。(苦笑)
コーヒーと、作品が完成した嬉しさに酔ってしまっているのかも。
あとで恥ずかしくなって、削除してしまうかもしれないけれど、とにかく、今は勢いでアップしてしまおう。(笑)

あー! やっぱり、私は書くのが大好きなんだよ!!(爆)

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