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2005年10月12日 (水)

お母さんのサポーター

さあ、これから昇平とお風呂に入ろう、としたところへ、お兄ちゃんが学校から帰ってきたので、急いで夕食を温めてやった。今夜は寄せ鍋、お兄ちゃんの大好物。
温まったので、ガスから下ろしてテーブルに置き、私は急いでトイレへ。すると、昇平の声が追いかけてきた。
「お母さーん! 火がついてるよー!!」
しまった! 私はうっかりガスの火を消さないまま鍋をおろし、そのままトイレへ行ってしまったのだ。
あわてて台所に戻って火を消した。
「昇平くん、どうもありがとうねー」と言うと、
「どうして火がついてたの? うっかり?」と昇平に言われてしまった。
「うん、そう。うっかりしてたの。気がついてくれてありがとうね」
すると、昇平が目をくりっとさせて言った。
「お母さんは忘れんぼ? ぼく、サポート?」
思わず苦笑。でも、まったくその通りなのだ。
私はとても忘れっぽい。買い物する予定だったものも、しょっちゅう買い忘れては、そのたびに昇平に確認されている。
「お母さん、○○は買った?」
お兄ちゃんもそんな母の性格をよく知っているので、何か買ってきて欲しいものがあるとこう言う。
「お母さん、○○買ってきて。――おい、昇平、ちゃんと覚えてるんだぞ」
メモに書いてさえ買い忘れてくるくらいの母だから、まったく信用はない。昇平の方が、よほどよく覚えている。・・・ホントにどちらがADHDなのやら。(笑)
「ぼく、サポート?」と聞く昇平は、どこか得意そうな顔。
そこでこう答えた。
「うん、ホントに昇平くんはお母さんのサポーターだよ。それは間違いないよ。頼りにしてます」
昇平はニコニコ顔で風呂場に飛んでいった。

本当は、忘れっぽくない母のほうが良いのだろうけれど。
でも、そんな昇平を見ていると、「忘れっぽくても、まぁ、いいか?」なんて、自分に甘いことを考えていたりする。

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コメント

わー、このエピソードを読んで私も微笑ましくなっちゃいました♪
頼もしいサポート君ですね。昇平くん、頼りにされることの
喜びを知ったのですね。自信も出てきますよね~。
ステキなお話に心があったまりました。ポカポカ♪

投稿: みっき | 2005年10月13日 (木) 19:29

今朝、学校へ行こうとしたら、昇平が学童で着替える私服を入れた袋を忘れて部屋を出ようとしたんです。
それで「昇平くん、大事なものを忘れてるよ~」と声をかけたら
すっと戻ってきて袋を手にとって
「お母さん、忘れんぼ?」

はいはい。お母さんのほうが絶対君より忘れんぼですってば。(苦笑)

投稿: 朝倉玲 | 2005年10月13日 (木) 19:40

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