「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
日本語に訳すると「小夜曲」。いわゆる「セレナーデ」のことですが、ドイツ語でこの曲名を言うと、あの有名なモーツァルトの名曲になりますね。
日中、たまたまこの曲のことを友人へのメールに書いていたら、夜になって、長男が「これ、二階のプレーヤーでかけてよ」と持ってきたのが、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の入ったCD。あまりのタイミングに、ちょっとびっくりしました。
これは、私の思い出の曲なのです。
私は小学1年生から3年生くらいまで、バイオリンを習っていたことがあって、そのときの先生が、発表会のたびに音楽仲間の方たちと組んで弦楽四重奏で演奏されていていたのが、この曲。小学生だった私は、曲名なんて全然知らなかったのだけれど、「なんて綺麗な曲なんだろう!」と感激し、また、舞台の上で演奏する先生が、普段レッスン室で見ている先生とは別人のように見えて、なんだかとても尊敬の念を抱いたのでした。
この曲が、かの有名な「アイネ・クライネ・・・」だと知ったのは、もっとずっと後になってからでした。
ふとした折りに、ラジオからこの曲が流れてきて、ばーっと一気に当時のことが思い出され、曲名がわかって、すごく嬉しい思いがしました。
私は、実際のところは、楽器演奏には全然向いていない人間だったので、バイオリンもただ習ったと言うだけで、技術など全然身につかなかったのですが、でも、音楽、特にクラシックを好きだという気持ちは、あの頃に育まれたのかもしれないなぁ・・・と考えています。
そういえば、独身時代仕事をしていた町には、「アイネ・クライネ」という、クレープのおいしい喫茶店がありました。
おやつではない、食事にもなるクレープを出す店は、当時まだ珍しくて、仕事の後、よく回っては食べていったのだけれど。あれも、クレープだけでなく、店の名前にも惹かれていた部分があったような気がします。
あの店は今でもまだあるのかしら・・・・・・?
そんなことを思い出しながら、お兄ちゃんから借りたCDを、今も聴いています。
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