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2005年6月28日 (火)

「旅の仲間」

昨日は午前中、ファンヒーターを箱に片づけて押入にしまい、こたつも布団を外して洗濯し、部屋の中に掃除機をかけた。これでやっと部屋が夏モード。少し動いただけでも汗ばむ。蒸し暑い。
その後、「フルート・番外編」を書き進めたかったのだけれど、今月末が〆切の仕事が控えているので、そちらを優先させた。いや、これはこれでやり甲斐はある。まったくやりがいはあるんです。はい。
今日は、午前中美容院に行き、午後からはまた仕事。明日は午後から義母の病院行きの運転手をすることになっているし。う~ん。なかなか忙しいな。

そういえば、最近はずっと、寝物語に昇平にアンデルセン童話を読み聞かせているのだが、これが面白い。昇平は、お話を聞きながら、ほとんど同時進行で物語の場面をお絵かきしていくのだ。
といっても、登場人物は2ちゃんねる系アニメを思わせる棒人間。でも、物語に合わせて、時には独自のユーモアも交えながら、物語の場面を絵にしている。けっこうしっかり物語を理解しているのがわかるので、非常に面白い。一晩に1枚ずつ描いていって、すでに10枚を越えている。そのうち、一部を昇平美術館にアップするといいかも、とも考えている。
ここ3晩ばかりは「旅の仲間」という話を読み聞かせている。(注:トールキンの「指輪物語」の章題ではないので、念のため) 求婚してくる王子たちに問題を出し、それが解けなければ首を切ったり縛り首にしたりする、美しいお姫様が出てくるのだが、物語ではその場面が「お姫様の庭の景色」という形で、とてもリアルに表現されている。子ども向け童話なので、あからさまではないものの、想像するとちょっと怖いな、という情景。
また、山の中にいる悪い魔法使いとお姫様が、夜中に密かにパーティを開く場面もあるのだけれど、ここでもアンデルセンは怪しくも不気味で美しい情景描写をしている。壁に描かれた赤や青の輝くひまわりの絵、けれどもそれは生きた蛇でできていて、花は蛇が口から吐く炎。玉座には赤いクモの巣でできた天蓋がかかり、緑に輝く小さな生きたハエがちりばめられている・・・といった具合。アンデルセンはもともと詩人なので、こういう情景描写は、本当に感嘆するほど美しく表現されている。
昇平は最初、出てくるものの不気味さに、きゃっきゃと喜んで絵を描いていたが、これでもか、これでもか、と不気味な場面が表現されると、笑顔を引っ込めて急に消しゴムを使い始めた。
「気味悪いね」
見ると、一度描いていた縛り首の王子の絵や、植木鉢の骸骨の絵が消されていた。もちろん、棒人間だから全然不気味ではない絵なのだけれど。
その様子を見て、なんとなく、『そうかぁ』と思った。
誰にも教えられなくても、不気味な光景を不気味と感じ、人を殺して平気でいるお姫様を忌まわしいものと感じる。
この子には、そういう「あたりまえさ」があるんだなぁ、と再確認した感じだった。

毎日、いろいろと忙しい。
でも、その中でも発見はあるし、楽しみもある。
だから、やっていけるのかもしれないね。

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