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2005年5月29日 (日)

短時間・省労力という経済的付加価値

今日、福島市まで買い物などに出かけてきたのだけれど、その帰り道の車の中で旦那と話したこと。
「現在の日本社会の経済的ニーズと今後の携帯電話の展望について」。(爆)
うちの旦那は経済学部出身。この手の話題を振ると、けっこう乗ってきて、面白い議論になります。

【現在の日本経済のニーズ】

キーワードは「短時間」「省労力」。

売り手は商品に付加価値をつけて消費者に売り込もうとする。今一番主流になっている付加価値は「短時間」「省労力」。短時間とは、文字通り、時間があまりかからないこと。省労力というのは、消費者が体をあまり動かすことなく、つまり労力を使うことなく目的が達成できること。
さらに経営サイドとしては「労働力の省力化」というニーズも発生してくる。「短時間」「省労力」の付加価値をつけるために、商品に今まで以上のコストがかかってしまったら利益にはつながらないから。かくて、どの企業でも「短時間」「「省労力」+「労働力の省力化」というのが目標になってくる。
しかし、今まで以上の付加価値をつけようとしながら、労働力を省略しようとすると(それが今までと同じ分量の労働力だとしても、作業内容としては増えてくるから、結果的には労働力の省力化となる。)どこかには必ずそのしわ寄せが出る。それが不幸な結果につながってしまったのが、今回の福知山線の脱線事故。最速運行と過密ダイヤ運行という付加価値(最速運行=短時間、過密ダイヤ=待ち時間が少なくて済む。短時間および利用者の省労力)を自社の車両につけたけれど、それを運行する職員の人数を増やさなかった(労働力の省力化)。経営目標が「安全運行」という従来の経営目標から移ったことから発生した、とても不幸な事故。言ってみれば、現在の日本社会が生んだ悲劇。事故の本当の責任者は誰なのだろう? ・・・とと、話題脱線。


【短時間・省労力に対抗する付加価値】

この短時間・省労力の代表的商品のひとつがハンバーガー等のファストフード。消費者は待たずに、手軽に、食事ができる。
けれども、アンチテーゼ的にブームになってきているのが「スローフード」。時間と手間をかけて作った料理に価値を見いだす人々・企業も出てきている。
ただし、これもまた自社商品につける付加価値のひとつでしかない。(と旦那は言う。) 他社商品と差別化して、自社商品を買ってもらうために、「時間」「手間」という付加価値をつけて売り込んでいる。
人の歴史は常に二つの両極端の間を、振り子のように揺れ動くもの。(と、これは私の持論。)片方の価値により過ぎると、必ず反省と共に、正反対の価値観へ社会は動いていく。これはどの時代でも必ず起こる。人の歴史が何千年、何万年続いているのか分からないけれど、人が社会を営み始めたときから、おそらくずっと繰り返されていることだと思う。
現在の「短時間」「省労力」という付加価値がどこまで進んで揺り戻しにはいるのか、そこは分からないけれど。


【携帯電話の今後の展望】

「短時間」「省労力」のニーズの落とし子のようなものが、携帯電話。可能な限りの機能が携帯電話に組み込まれつつある。電話、メール、インターネット、テレビ、カメラ、ビデオ、パソコンの移動端末、音楽、クレジットカード、電子書籍。IDカードとしての機能も持ちつつある気がする。
未来の携帯電話はきっと、料理も作れるようになるに違いない!
というのは、もちろん、冗談だけど。(笑)
今後、携帯電話の機能として出てきそうなもの。「自動車のナビゲーションシステム」
携帯電話に行き先を入力すると、ホストコンピュータから自動的に行き先までのルートの情報が送られてくる。それを車のモニターに転送すれば、ナビしてもらえる。これならば、ホストコンピュータを更新すれば、常に情報は最新。地図ディスクをバージョンアップする必要がない。しかも、ナビシステム本体に入れるHDDも小さくなるから、低コスト化が可能。運転中の携帯電話使用は禁止されているから、ナビシステムに携帯電話本体を直接接続する形でも良いかも。同じく、高速道路のETCシステムも、携帯電話で直接キャッシングにすると、カードを何枚も持ち歩く必要がなくなって便利かも。(以上は私の予想。)
現在の携帯電話はどんどんHDDが大容量になってきている。そのうち、パソコンのシェアも携帯電話にかなり食われるようになるかも。現在はノートパソコンが主流だが、やがて、ノートか携帯か、の時代が来て、デスクトップはほとんど市場に出回らなくなるかも。(とは旦那の予想。)


この他にも、「短時間」「省労力」のインターネット内での動きが「ブログ」だという話もしたけれど、長くなったので、このへんで。

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