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2005年4月29日 (金)

『フルートの冒険』

何だか、昨日から初夏のように暑いです。風がけっこう強いので鯉のぼりは元気ですが、私は急な暑さが苦手なので、午前中ぐて~っとしていました。久しぶりに午前中から昼寝してしまったわ。

ところで、今日のブログは、タイトルにある『フルートの冒険』という物語について。
星空掲示板の常連さんはよくご存じですが、これは私が書いているヒロイックファンタジーで、もともとは昇平の寝物語に、布団の中で考えて語って聞かせた即興物語でした。即興だからワンパターンもいいところ。「ドラク○」の影響がありあり、という他愛もない作品だったですが、そのまま流してしまうのも惜しい気がして、ホームページにアップしておいたら、昇平と同じような子どもたちにも受けて、そのままシリーズ化してしまいました。
1話目、2作目は昇平に合わせて語っていたのですが、3話目あたりからは小学校中学年くらいの子ども向けになり、4話目のになるとオリジナル度がぐっと上がって、高学年以上~児童文学が好きな大人向け、という作品になりました。こうなると、昇平にはもうついてこられません。2作目が終わった時点で、「フルートはもういい」と言われてしまいました。母は、昇平が成長して、いつかまたフルートシリーズを読んでくれる日がくるといいなぁ、と考えながら、作品を書き続けました。
4作目まで来ると、対象年齢が高くなってしまって、常連だった子どもたちにまで読み切れなくなってしまいました。(申し訳ない。)でも、一部の児童文学好きな大人の常連さんには受けていたので書き続け、4作目のレベルに合わせて1話目の書き直しを終えたのが、つい先日のこと。
あくまでも子ども向けの作品を書き続けるべきだったか、それとも、大人も読める作品にして良かったのか。このあたりは、正直、自分でもよく分かりません。本当の読者だった子どもたちを無視して、大人である自分に合わせた作品を書いてしまったわけですから・・・。

ところが、1話目の書き直しを終えてまもなく、昇平がこう言い出しました。
「ぼく、また『フルート』が聞きたいなぁ」
「前に聞いた話の続きだと、3話目の『謎の海の戦い』の話になるよ。長いけどいいの?」
「いいよ。寝る前に話して」
というわけで、あらすじではありますが、めでたく3話目も昇平に聞いてもらえる日が来ました。とても嬉しいです。

今回昇平に語って聞かせていて気がついたのは、長い物語でも、前に語ったことをよく覚えているようになった、ということです。各キャラクターの個性的な語り口にも、にこにこします。この話では、王様が2人の主人公のどちらかを娘と結婚させようとしたり(3人ともまだ12歳くらいの子ども!)、実はひとりがその娘を密かに好きで・・・なんて場面もあるのだけれど、それを話すと、昇平は「うひゃー♪」と大喜び。ふーん。少しずつ色気も出てきたんだねぇ、なんて考えてしまいました。

このあと、4話目になると物語が格段に本格的になるので、もうあらすじを語るというのは無理になりそうです。本文をプリントアウトして読み聞かせるしかありませんが、これができるようになるのにも、またもう少し時間がかかることでしょう。でも、いつかまた『フルート』を語れる日が来るならば・・・。そして、いつか、昇平自身が自分で物語を読んでくれる日が来るならば・・・。

そんな日を夢見ながら、そろそろ2作目の書き直しに取りかかろうかなぁ、と考えている私なのです。


【参考】
『勇者フルートの冒険』シリーズ

このインデックスからだと、他愛もない即興話だった旧シリーズも、本格的になっている書き直しも、両方読めます。

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